北海道函館市選挙管理委員会は13日、参院選比例区の得票集計にミスがあったと発表した。共産党の同姓の候補者2人の得票を、一方の候補者だけの得票としていた。投票用紙は封印されていることから、市選管は開票結果の修正はしないとしている。 ミスがあったのは岩渕友氏(当選)と岩渕彩子氏(落選)の得票。市選管は友氏の得票は0票、彩子氏は359票と発表したが、共産党函館地区委員会などから「岩渕友氏に投票した有権者が複数いる」と指摘を受けた。候補者ごとに得票を分ける際、友氏と彩子氏の得票を一つの束にしたとみられる。市選管は「開票事務の信頼性を失墜させてしまい、深くおわびします」との談話を出した。