日本相撲協会の北の湖理事長(62)が20日に死去したことについて、相撲好きで知られる文化人や芸能人からは驚きと悲しみの声が上がった。ロックバンド、聖飢魔IIのボーカルで芸能界きっての相撲通、デーモン閣下はサンケイスポーツの電話取材に「丁寧で気さくでチャーミングな方だった」と語り、秘話を明かした。 「まだまだ若かったのにと驚き、そこまで体の具合が悪かったのかと言葉がなかった」。NHK「大相撲中継」のゲスト解説も務めるほどの相撲愛好家で知られる閣下は、まさかの訃報に衝撃を隠せない様子だ。 「現役時代の取組は、わが輩の世を忍ぶ仮の姿だった小学生時代、小結、関脇時代からほぼ全部見ている。わが輩には『ゼニの取れる横綱』というイメージだった」。その北の湖さんが理事長となった後、直接交流した印象深い思い出を2つ明かした。 平成17年に国技館の館内放送「どすこいFM」にゲストとして招かれた時のこと。