寺田周平の涙を2回見たことがある。 1度目は、遅咲きの選手として日本代表に初招集されたとき。 寺田はJリーグ開始後の、最高齢で初招集された選手になった。 2度目はこのインタビューのとき。 昔の話は、今思いだしても胸が一杯になってしまうのだろう。 大学卒業後、プロ契約直前まで行ってダメになった。 先が見えないまま周囲に助けられながら過ごさなければならなかった。 やっとプロになったものの、度重なるケガに泣き続けた。 1年を丸々リハビリに当てた年もある。 治っては負傷し、復帰目前まで行っては再び奈落に落とされる。 そんな生活は2年半も続いた。 陽気で温厚、人当たりのいい寺田だから、 辛い時期のことは笑顔の奥にしまい込んでいる。 だが寺田が明日のJリーガーを育てている今、 厳しかったときの思い出は 貴重な栄養として若手に伝えられることだろう。 最終予選には1試合出場したが、 ワールドカップの年に引
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