2015.11.09 Mon イスタンブルだけでも全ヨーロッパより多い難民がいる SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) 国際救済委員会のデーヴィッド・ミリバンド委員長は、シリア人を筆頭とした難民の60%が大都市で生活しており、イスタンブルの難民だけでもヨーロッパへ到来した全難民の数を超えていると伝えた。 イギリスを拠点とするNPO国際救済委員会のデータによればイスタンブルで暮らす難民数は33万6000人である。この数はヨーロッパへ到来した全難民の数より多い。 一方、トルコの全難民数は250万人近くである。 国際救済委員会はトルコで進めている調査の中でイズミルとその近郊で暮らす800世帯と面談した。同調査から3つの結果が明確となっている: –トルコへ来た難民うちの80%がシリア人かイラク人である。 –そのほぼ全員が難民である。彼らは経済的な意図で移住せず、戦火