「ヘルスマップ」のウェブサイト。インフルエンザの情報が印で地図上に表示される。印は関連報道がある日本にもついていた新型インフルエンザと疑われる情報が4月1日に現れていた=ヘルスマップ提供 インターネットをうまく使えば、新型インフルエンザへの対策を早くとれるかもしれない。ネット上の感染症情報を自動的に集めるシステムに、メキシコでの流行の兆しが、世界保健機関(WHO)が死亡例を発表する約3週間前の4月初旬にはひっかかっていた。「デジタル感染症調査」に注目が集まりそうだ。 このシステムは、米ハーバード大などが運営する「ヘルスマップ」(www.healthmap.org)。英語、スペイン語、中国語など5カ国語を対象に、新聞社などがウェブサイトに掲載した記事やWHO、国際感染症学会などが出す情報を、感染症に関するキーワードを使って抜き出し、地図上に示す。日本語未対応だが、「今後、日本語も加えたい