【ニューヨーク=中井大助】政府閉鎖や債務上限をめぐる対立から、連邦議会に対する米国民の評価が下がり続けている。世論調査の結果によっては「痔(じ)」や「ゴキブリ」よりも評価が低く、嫌われ方は深刻だ。 民主党系調査機関のPPPが4日から6日にかけて実施した調査では、議会の支持率が8%、不支持率が86%だった。数字に意味合いを持たせようと、色々な「嫌なものと、議会のどちらを評価するか」を聞いたところ、痔(53%対31%)、犬のフン(47%対40%)、ゴキブリ(44%対42%)は、いずれも議会を上回る「支持」を得た。 一方、シリア(22%対51%)やロシアのプーチン大統領(28%対49%)などの「外敵」は、議会よりも評価が低かった。 PPPの社長は「8%という支持率以上に、いかに有権者が議会に不満を抱いているのかを物語る結果だ」とコメントした。 関連記事債務上限引き上げ、米共和党提案へ 短期