農林水産省が所管するつくば市の4つの独立行政法人は、許可を得ていない場所でイネを栽培したり、検疫が必要な植物の種を検疫を受けずに輸入したりするなど、植物防疫法に違反するケースが合わせて70件あったことを明らかにしました。 植物防疫法に違反していたのは、いずれもつくば市にあり、農林水産省が所管する、農業環境技術研究所と、農業・食品産業技術総合研究機構など4つの独立行政法人です。 このうち、農業環境技術研究所では平成22年から2年間、国が許可した場所でしか栽培が認められていない中国産のイネを、許可を受けないまま屋外で栽培していたということです。 さらに、この施設を含む4つの施設では、中国産の玄米について法律で義務づけられている検疫を受けずに持ち込むなど、植物防疫法に違反するケースが合わせて70件あったということです。 植物防疫法では病害虫の国内への侵入などを防ぐため、検疫が義務づけられています