マーケティング/人材育成プランナー、青山学院大学経営学部マーケティング学科兼任講師 山本直人
事業会社からDXの成功事例をよく聞かれる。またエージェンシーを含むマーケティング支援事業者からも、データを活用したマーケティング活動の成功事例は?などという質問がよく来る。もちろん成功事例は情報として価値がある。参考にもなる。ただ成功事例だけ欲しがる傾向には問題がある。 まず成功したという評価をするにはまだ早い事例が多い。またそれぞれの企業の個別の状況や課題がある中で、よその事例をそのまま参考にできるかは微妙である。そして、これが最大の理由だが、実は失敗例の中にこそ参考になる要素が多いということだ。だが特に失敗例は世の中に出て来ない。そうそう失敗を公表する企業もないし、大概本当は失敗なのに責任者の保身のために成功を装うことが多い。さらに失敗の原因をしっかり分析する会社もほとんどない。しかるに、自身で実際にやってみるしかないのだ。失敗事例に有効な情報があるのは、故野村克也監督の名言(「勝ちに
題名から難癖を付けてみたけど、どこの会社も本音はやはり言わないようで。うちの社員もtsudaっておりました。 ネットサービスにお金を払ってもらうには mixiやpixiv、はてなの“手の内” http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/25/news052.html pixivが指南する、Amazonアフィリエイトの稼ぎ方 http://news.livedoor.com/article/detail/4219560/ 【募集締め切りました】第三回マネタイズHacks 参加者募集のお知らせ テーマは「ユーザー課金」 http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51206033.html どことは言わないけど、ネットでの広告料金を率先してダンピングしてきた会社が偉そうなことを言ってるんだな。問題は、広
サイバーエージェントのページビュー水増し話に加えて、最近はメガサイトと言われるmixiやモバゲータウン、GREEなどの広告枠の取り扱い状況が微妙な感じになってきました。 加えて、ケータイコンテンツ各社の収益性が分かれ始め、勝ち組と負け組がはっきりしていくなかで、ケータイで儲けられる仕組みを作っている勝ち組企業はビジネスモデルが一部共通しています。 まず、膨大な「ヘビー携帯サイトユーザーの顧客リストを持っていること」。 次に、「顧客のイケスとなる主サービスを持っていること」。 最後に、「広告をクリックさせるための仕掛けを、広告主の意向とは関係のないところにもっていること」。 こんなところでしょうか。 で、例えばゲームサイトの話をしましょう。媒体資料では、UU約14万人、中学生、高校生、専門学校生が全体の六割から七割、男女比は男5.5:女4.5、首都圏など都市圏で全体の65%程度、年間にケータ
たまに何を勘違いしているのかわからないですが「即日融資だったんじゃないのか!」と振り込みがなかったことに怒って、口コミの掲示板などに文句を言っている人がいます。即日で審査してもらって、最速の場合ではその日のうちに振込があると思っていたようですが、よくよく話を読んでみるとその人は仕事から帰ってきて夕方から夜にかけて登録をしたというのです。実際に稼働しているのは人間で、人間が活動している時にしか審査はできませんから、人が帰るような時間に登録をした所で即日融資をしてもらえるわけがありません。早くても次の日の午前中といったところでしょう。 実際に早くに振込をして貰いたいのであれば午前中までに終わらせておいた方がいいと言われています。プロミスなどでは即日融資ができる、振込をするというふうに言われていますが、振込み自体を完了するのは銀行の仕事です。そして銀行は窓口や振込み自体を3時までしか受け付けてい
本当なのかどうか確かめていないけど、市場が多様化しているらしい。それと同時に、一人勝ちの商品やら、サービスやらが出てきているらしい。このふたつのことがもし傾向として真実ならば、「ものごとがバラバラになりながら同時にひとつに収束していっている」ような感覚になって、どうも頭が混乱してくる。自分の中で整理するために、補助線を一本引いてみる。 なにかの統計データを見るまでもなく、個々人にとって商品・サービスの選択肢は増え続けており、かつ情報ソースもたくさん得ることができるようになってきている。しかしこれはあくまで、可能性としてそうであるということだ。実際のところわたしの一日は24時間のままだし、わたしの記憶力や好奇心も急に2倍になったりはしない。ここの落差がミソなんだと思う。 だれでも、自分が興味のあるいくつかの分野以外は、素人である。個人が持つ時間と能力が大きく変わらない以上、これからもずっ
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ベムがクッキーなる技術と向き合ったのは1996年、インフォシークの広告配信技術の説明を受けた時だ。クッキーみたいにポロポロと落ちて行った先まで追跡できるからという俗語と教わった。それから四半世紀以上、クッキーの権化だったグーグルもプライバシーにかかわるトレンドから、クッキーの代替技術を提唱している。いろんなカンファレンスでも「クッキーレス時代にどうする」というテーマで喧しい。 しかし、本質は代替技術をどうするという話ではない。個人情報を扱う企業の振舞いが試されている。プライバシー対応に対する企業姿勢の問題で、経営者が宣言することであって、情シスなり法務が都度その時点のガイドラインに対応すればいいということではない。 ベムはSDGsの18番目に個人情報に対する企業姿勢を加えてもいいのでは?と冗談で話すくらいだ。個人情報との向き合い方に関して、企業姿勢が問われるということを早く経営者に認識させ
なんというかネット広告・・・とりわけモバイル広告って、全然イケてない・・・。 mixiでもエロ漫画サイトが出てきて云々という話をよく聞くけど、adsenseでもエロ漫画サイトのイメージバナーが出てきました。 モバイル広告というと「若者向け」に括られるようですが、それだったら、代ゼミの広告でも出てくれば良いと思うのですが、どちらかというと、ワーキングプアを助長するようなえげつない方面ばかりで、 ・ギャンブルサイト ・漫画サイト ・エロサイト ・ポイントサイト ・コンプレックス市場(ワキガとかダイエットとか) うわー、こんなのヤダなーと思うわけですが、なによりそれがインターネットなのか?と思われるのは、なんとも複雑な気分。 結局、デジタルコンテンツ、金融、コンプレックス系のような利益が高い商品ばかりが幅を利かせてるなんて、サラ金広告と、破産管理の広告が並んで表示されてるような電車内の広告と同じ
とあるキャンペーンを昨年に引き続き運営していて、去年に比べて変わったことがひとつあります。それは、モバイルのレスポンスが格段に増えたこと。昨年に比べると倍以上。これからはモバイルだよ、と言われてきましたが、いよいよ来たな、という感じです。 私がブログを書いていることを知っている会社の営業さんは、ケータイで読んでいるそうです。えっ、こんな長文ブログをケータイで読むのか、と思ったけれど、「話をあわせるために一応は毎日チェックしてるんだけど、じつは、途中まで読んで挫折していることが多いんですよね。本人には言っちゃだめですよ。」なんてことを、その営業さんと一緒に仕事をしている制作さんから聞いて(すみません、ばらしちゃいました。でもそういうの偉いですよね。その営業さん、営業の鏡だと私は思います。)、まあそうだろうなと思ったわけなんですが、このブログでもケータイで読みました、なんてコメントをいただいた
ベムがクッキーなる技術と向き合ったのは1996年、インフォシークの広告配信技術の説明を受けた時だ。クッキーみたいにポロポロと落ちて行った先まで追跡できるからという俗語と教わった。それから四半世紀以上、クッキーの権化だったグーグルもプライバシーにかかわるトレンドから、クッキーの代替技術を提唱している。いろんなカンファレンスでも「クッキーレス時代にどうする」というテーマで喧しい。 しかし、本質は代替技術をどうするという話ではない。個人情報を扱う企業の振舞いが試されている。プライバシー対応に対する企業姿勢の問題で、経営者が宣言することであって、情シスなり法務が都度その時点のガイドラインに対応すればいいということではない。 ベムはSDGsの18番目に個人情報に対する企業姿勢を加えてもいいのでは?と冗談で話すくらいだ。個人情報との向き合い方に関して、企業姿勢が問われるということを早く経営者に認識させ
ごめんなさい。smashmediaのブログは削除されました。 10年に渡り、あちらこちらに書き連ねてきましたが、ご愛読いただきほんとうにありがとうございました。またリンクしてくださった方にも、心からお礼申し上げます。 以下、少し駄文を書きます。 ブログには「パーマリンク」という基本的な考え方があり、すべての発言や記事は半永久的に固定されたURLによって公開され、未来におけるアクセス権(閲覧可能性)を担保するという、じつに素敵なコンセプトなのですが、一方で古い情報が永遠に残り続けてしまうという弊害も生んでいます。 ブログというものが「ストック」であるならば、そこに書かれた内容に対して、書き手であるブログ運営者は責任をもつべきで、自らの考え方が変われば内容を更新し、状況や情報が変われば現在にあわせて修正すべきです。 でも現実問題として、そこまでさかのぼって更新や修正をできるほうが稀で、結果とし
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