3月25日,米国モバイル広告配信会社であるAdmobから,2010年2月レポート「Admob Mobile Metrics Report Feb. 2010」が発表された。 まず,Admobの広告配信ネットワーク内での,スマートフォンのOS別トラフィック・シェア(販売台数ではなく,インターネット・トラフィック量のシェア)を見てみよう。 調査対象は全世界。iPhoneOSがモバイル・トラフィックにおいてすでに50%を占めていることかがわかる。またシェア2位のAndroidは24%だが,2009年2月が2%だったことを考えると,この1年でシェア12倍と驚異的な成長でiPhoneを急追している。 参考まで,6ヶ月前,2009年8月のトラフィック・シェアは次の通り。 6ヶ月間の変動を見ると,iPhoneOSが 40% → 50%,Androidが 7% → 24%と大幅にシェアを伸ばした反面,Sy
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2009年の売上高は429億ドル(3兆9000億円)で、この2年で73%伸びています。この間、収益構造上大きく変わったのはiPhoneが登場したことです。 2007年6月にアメリカで初代iPhoneが発売されてからまだ3年にもならないのですが、すでにアップル社の収益の柱になっています。2009年のiPhone関連売上高はiPodを大きく上回る130億ドル超に成長し、総売上の30%を占めています。 今期2010年にはMacの売上高を超えてアップルの稼ぎ頭になるのはほぼ間違いないでしょう。 iPodは今でも80億ドルを超える巨大な製品ですが売上は徐々に減少しています。同社は、まだiPodが好調な時期にiPhoneを投入し、わずか2年でiPodを超えるモンスターを生み出したのです。そして、今月には「iPad」という新製品の予約受付が開始されました。製品サイクルを見抜き、革新的な製品を次々に
世界中でソーシャルゲームが巨大な金脈として注目されている。 日本においても,オープン化で先行したmixiが2ヶ月間でPC版の総利用時間を倍増させ,続くモバゲーはテストケースである自社製4アプリだけで10月単月で50億PV(ページビュー,以下PVと略)を稼ぎ出した。 本家本元であるFacebookの国内普及が遅れていることも既存事業者やITベンチャーに大いなる追い風となっている。 Zynga,Playfish,Playdomなどの黒船が上陸する前に大ヒットゲームを生み出し,ソーシャルゲームにおけるトップ・プランドを確立してしまうこと。このゴールドラッシュの覇者を目指す企業にとって至上命題だ。 さて,ここで難問がひとつある。限られた経営資源をどのソーシャルアプリ・プラットフォームに投入するかだ。前述のmixi,モバゲーに加え,iPhoneからも目が離せない。さらには来年初頭に日本法人が設立され
iPhoneやiPod touch向けのアプリを売っているApp Storeの登録アプリケーション数が10万本を突破した。ダウンロードの累計回数は20億回以上となっている。 このようにアプリの種類が10万を超えているが,使われていないアプリがかなり多いようだ。Appsfireの調査によると,実際には上位2万種のアプリしかインストールされていないという。つまり残り8万種のアプリは事実上ほとんど使われていない。またiPhoneユーザーの約半数は, facebookや shazamといったごくわずかの定番アプリしか使っていない。 利用者数とアプリケーション数の関係は,以下のグラフのように典型的なロングテールを示す。それも長い長いテールとなっている。 ・ (ソース:AppsFire) ◇参考 ・Apple Announces Over 100,000 Apps Now Available on t
iPhoneを使う人を見る機会が増えてきた。 とりわけ都内では、電車の中で、そして街中で、iPhoneユーザーが急増中である。携帯電話のボタンを連打する「親指族」に混じり、指先を画面に滑らせてインターネットやデジタルコンテンツを軽やかに利用する「iPhone族」が、その勢力を拡大しているのだ。 iPhone 3Gの日本上陸から1年余り、iPhone 3GS発売から約3カ月。日本市場におけるiPhoneの普及と、影響度の拡大はどのレベルので進んでいるのか。iPhoneの今について見てみよう。 今年の夏商戦は「iPhoneのひとり勝ち」 携帯電話販売ランキング(GfK Japan調べ)に「異変」が起きている。6月26日のiPhone 3GS発売直後から、iPhoneがトップ10に居座り続けているのだ。週間ランキングの推移をみれば分かるが、夏商戦の期間中、iPhone 3GSは好調なセールスを続
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