写真提供/ヤマサ醤油 鍋料理や汁物の具としても重宝して、秋~冬の食生活でとっても身近なキノコ。マツタケは高くて手が出ないけど、庶民としてはシメジやエノキ、マイタケなど身近なキノコを楽しみますか。でも、「香りマツタケ、味シメジ」ってフレーズを聞いたことがあるけど、シメジってそんなに美味しいキノコ? 「本シメジはうまみ成分となるグアニル酸やアミノ酸がマツタケやシイタケよりも多く含まれているのと、食感も歯切れもいいので、王様といえるでしょうね」(埼玉きのこ研究会 福島隆一会長) シメジがキノコの王様!? っていわれてもピンと来ないんですけど。 「これはあくまで本シメジの話。スーパーなどでおなじみなのはブナシメジ。ときどき本シメジと書いて売られていますが、そもそも別の種類です。傘が小さくて灰色のキノコもよくシメジとして売られていますが、あれはヒラタケ。本シメジは生きた木の根に共生関係を持つ菌