甘利経済再生担当大臣は、消費者物価指数がマイナスとなったことについて、25日の閣議の後の記者会見で、変動が激しいエネルギー価格が下落しているのが原因で、物価の上昇基調に変わりはないという認識を示しました。 そのうえで甘利大臣は、日銀による追加の金融緩和の必要性について「日銀がそのつど適宜、適切な判断をするのではないかと思う」と述べるのにとどまりました。 一方、麻生副総理兼財務大臣は「原油価格が下がっていることは資源を輸入している日本の経済にとってはよいことで、原油価格が下がったことで物価が上がらないことが残念だとは思わない。今、デフレかというと、インフレではないがデフレともいいにくい。デフレ脱却が言えそうな状況になっている」と述べました。 先月・8月の全国の消費者物価指数は下落に転じましたが、『生活実感とは違う』という印象を持つ消費者が多くなっています。 25日発表された指数を項目別にみま