陸王に登場するタラウマラ族とは? タラウマラ族とは、ララムリとも呼ばれるメキシコ北西部に住んでいる先住民族で、常日頃から長距離を走ることから「走る民」とも呼ばれています。 民族は5万〜7万人ほどで、主食はとうもろこしや豆、そして移牧をしながら牛や羊、ヤギなどを飼って生活をしています。 タラウマラ族はアステカ帝国にも支配されることなく、数々の戦争の中でも生き抜いてきた民族ですが、今でも土地の資源を求めた企業などから圧力を受けていたりします。 小説「陸王」にタラウマラ族が登場したのは、彼らの履く「ワラーチ」と呼ばれるサンダルがこはぜ屋の地下足袋と性質が似ているのではないかと話が繋がったからです。 ワラーチは自転車のゴムタイヤを靴底に仕立て、牛革の紐で足に固定した履物。 それだけ薄いのであれば足にかかる負担も多いはずなのですが、タラウマラ族はそのワラーチで当たり前のように長距離を怪我もせず走ると