世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と県議の関わりを調査し、関係があった県議に説明させる決議をするよう求める請願について、山口県議会総務企画委員会は8日、賛成少数で不採択とするべきだと決めた。請願は定例会最終日の10日の本会議で採決され、不採択となる見通し。 請願は市民団体「市民連合@やまぐち」が2月に提出していた。委員長を除く委員7人(自民党4人、公明党1人、民政会1人、自民党新政会1人)で採決し、賛成は民政会の議員1人だけだった。 採決に先立ち、国本卓也副委員長(自民党)は、旧統一教会問題を受けて同党が党運営の指針「ガバナンスコード」を改定し、地方議員も徹底していくとしており、議員活動に伴う責任は選挙で審判を仰ぐなどして「議員自ら負うべきものだ」と述べ、会派として請願に反対する意向を示した。 一方、請願紹介議員の1人、戸倉多香子氏(民政会)は、教団と地方議員との関わりが不明瞭と思われてい