日本人フォトジャーナリスト深田志穂氏による”Japan’s Disposable Workers[日本の使い捨て労働者]”と題された短編ドキュメンタリー・シリーズが、海外メディアの注目を引いている。ドキュメンタリーの主題は日本の雇用環境を巡る問題点だが、不安定な雇用への不安や貧富の格差への不満が増大する欧米圏の共感を得ているようだ。 ◆増加する非正規雇用 アベノミクスの裏で増加する非正規雇用の実態を指摘しているのが、12日付けのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙の記事だ。同紙は、安倍晋三首相が推進するデフレ脱却と賃金上昇による「経済の好循環」を目指す政策を指摘する。その政策の一環として労働規制の緩和があり、正社員の解雇を容易にすることで、新規の雇用(非正規雇用も含む)を増やすのが狙いだとする。実際、安倍氏が就任した2年前から非正規雇用者数は1820万人から1990万人へと100万
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