子育てはとても大変なものです。作家のBruce Feilerさんは、ソフトウェア開発で使われる「アジャイル」の考え方を子育てをはじめ家庭に応用するとよいといっています。アジャイルとは、自己統治をベースにしたソフトウェア開発の手法です。いわゆるトップダウンとは反対のやり方で、短い期間で開発を行い、フィードバックや変更に対する反応をすぐに得られるものです。 Feilerさんはこの方法の子育てへの応用を勧めています。子どもを家庭という「運用」のプロセスの一部としてとらえて、家族全員が定期的にフィードバックや意見を交換し自分の行動に責任を持つようにします。子ども自身が自分に対する罰を選ぶと聞くと、なんだか少し奇妙な感じもするかもしれません。しかし、このやり方はうまく機能します。 もちろん全てをこのやり方でやる必要はありません。ただ、家族間のコミュニケーションをストレスなく円滑にしたいと考えている人