指や首を曲げたりしたときに、“ポキポキ”という音が鳴ったり、同時にちょっとした爽快(そうかい)感を味わった経験はないだろうか? このような行為は、“関節を鳴らす”などといわれるが、指を“ポキポキ”鳴らすのがクセになってしまっている人もいるかも知れない。 「関節を鳴らした時に感じる爽快感は、関節を伸ばしたときの、ストレッチ効果によるもの」とKIZUカイロプラクティック(東京都中央区)院長の木津直昭氏は説明する。関節を鳴らすには曲げたり引っ張ったりするが、これらも一種のストレッチというわけだ。 一般にストレッチには、体に良いというイメージがある。しかし、やり方を間違えると、筋肉の傷害を起こしたり関節炎の原因になることもあるから、注意が必要だ(参考記事:お手軽な「ヨガ」のココにご用心)。そういえば、「指を鳴らすと指が太くなる」ともいわれるが、関節を鳴らす行為に問題はないのだろうか? 木津氏
「明朝、6時に起きないと出張先の会議に間に合わない」「明日はゴルフに行くから、5時に起きなければ」――。緊張しつつ眠りについた翌朝、なぜか目覚まし時計が鳴る5分ほど前にはっと目が覚めた経験はないだろうか。いつもと違う起床時間なのに、どうして正確に目が覚めたのか、疑問に思った人もいるだろう。 実は、体内のさまざまな代謝にかかわる複数のステロイドホルモンは、起床時間のちょうど1時間前に血液中の濃度がピークを迎えることが知られている。起きなければならない時間がいつもよりずれる場合、一時的にステロイドホルモンの血中濃度のピークもずれる。そして、起きたい時間にきちんと目が覚めるというわけだ。 こうしたホルモンの経時的な濃度変化を調節しているのは、われわれの体内に組み込まれた「体内時計」だ。これまでの研究で、体温や血圧、ホルモンの分泌量などが、約24時間の周期で波のように上下していることが明らかに
インターネット人口が爆発的に増加している(「インターネットの普及と“心の問題”」参照)一方で、「インターネット依存症の患者も確実に増加している」と話すのは、成城墨岡クリニック院長の墨岡孝氏だ。 「インターネット依存症」とは、インターネットの「メール」や「チャット」といったコミュニケーション・ツールに、極度にはまり込んでしまう症状のこと。墨岡氏の診療経験によれば、8年くらい前から、だんだんとインターネット依存症が増えてきているという。最近では、インターネットにはまり込んでしまった結果、ネット以外のことを犠牲にしたり、日常生活に支障をきたすようになるケースも少なくないそうだ。 インターネット依存症は、パソコンにのめり込んでしまう、「テクノ依存症」と呼ばれるストレスの一種だ。日本では、職場にコンピュータが導入されるようになってきた1980年代前半ころから、テクノ依存症は問題になっていた。
健康食品市場が急拡大している。その規模ざっと2兆円。消費者の健康志向の高まりもあるが、厚生労働省が健康効果の表示を許可する特定保健用食品(トクホ)という制度の存在も大きな要因だ。トクホと認められている食品は今年5月で500品を突破した。 そのトクホについて、興味深い調査データが発表された。テレビの健康情報番組を多く視聴する人ほど、トクホ製品を多く購入するという。群馬大学の高橋久仁子教授が今年5月14日、第59回日本栄養・食糧学会大会で発表したものだ。 お客はテレビに影響される 調査は、具体的なテレビの健康情報番組の視聴量を尋ねた上で、日常の食品購入や喫食など食行動を分析している。番組を多く視聴する群ほど、食品の健康効果に関する興味が高く、栄養バランスを考えたり、食べる品目数を多くしたりするという傾向も確認できたという。つまり、健康情報番組を多く視聴する人ほど健康に関する知識が豊富に備わり、
消毒してガーゼを当てる――。ケガをしたときに、これまで当然のように行われていた処置だが、最近この治療の常識が覆りつつある。実は、キズを消毒してガーゼを当てるという処置は、かえって痛みを伴い、キズの治りも遅くするというのだから驚きだ。 キズの新しい治療法の考え方はいたって簡単。「消毒しない」「水道水でよく洗う」「乾かさずに覆う」の3つの原則を守るだけだ。なお、キズを覆うのに使うのは、ガーゼではなく、“ハイドロコロイド素材”といって、床ずれの治療などで医療用に使われている皮膚保護剤だ。 キズをよく洗った後、ハイドロコロイド素材を当てて、絶対に乾かさないようにしておく。これだけで、痛みも少なく、早く治るのだという。しかも、キズあとが残りにくいというメリットさえある。 では、なぜ消毒やガーゼはいけないのだろうか。これにはいくつか理由がある。 まず、キズが治る過程には、キズ口からしみ出てくる
決算書が読めると、こんなにいいことがある 決算書は、経営者や経理担当などのごく限られた人たちが読むものだと思っていませんか? 営業担当者や技術者は決算書なんて読めなくても差し支えない、と思い込んでいませんか? もし、そうだとしたら、皆さんは損をしています。決算書を読むことで、自分の会社はもちろん、取引先やパートナー企業の体質や弱点を把握でき、新しい提案や解決法を探すことができるようになります。決算書が読めれば、自分の会社や取引先により大きく貢献できるようになるわけです。それは、皆さんの評価向上にも結びつくはずです。 この連載は、「決算書なんて自分の仕事とは関係ない」と思っている方はもちろん、「決算書の読み方が分からない」あるいは「難しい」と思っている方を対象としたものです。 ビジネスパーソンならだれでも知っておきたい決算書の基本的な読み方、決算書の常識・非常識や、自分の仕事にすぐに
<特別編1> 楽天・ライブドアなど日本のネット企業は時代遅れ! ~ネットワーク革新で21世紀をリードするための条件(前編)~ 2005(平成17)年10月19日(水)・20日(木)、「日経コミュニケーション」20周年記念フォーラムが東京・紀尾井町のホテルニューオータニ「鶴の間」で開催された。テーマは、「企業を変えるネットワーク革新」。 今回は、そのなかから、20日(木)に行われた大前 研一氏(経営コンサルタント)の基調講演「企業を変えるネットワーク革新 ~21世紀をリードするための条件~」の前編を紹介しよう。日本のネット企業の雄はまだ「見えない大陸」の真の意味を理解していないと辛辣なコメントが寄せられたが、それは半面、日本の今後の若い世代に大きな期待をかけているからに他ならない。
衆院選で亀井静香氏に敗れたホリエモンが政治を語ること1時間。 テレビ中継では伝えられない真意を選挙後、日経ビジネスだけにぶちまけた。 亀井氏、自民党、民主党、有権者…。風雲児が見た舞台裏の全真相。 あっ、まただ。俺、「敗軍の将、兵を語る」2回目の登場だ。すげーなぁ。 投票していただいた方には、「僕のことを信じてくれてありがとうございました。だけど結局、僕はダメでした。皆さんの期待に応えられず、すみませんでした」ということだけです。 議員になるというのは、夢でも何でもなくて、改革を進めるための単なる1目標なんです。早くやりたいんですよ。でもやらせてくれないからね。まあ、いいんじゃないの。やらせたくないんだったら、それで。それが皆さんの審判なわけだから仕方がないよね。 本当に政治家ってバカだな 健闘したとか言うけど、選挙は票を取った取らないの問題じゃなくて、勝ち負け。負けちゃったら意味がないで
ぽかぽか陽気につられて、昼食後などついウトウトしがちなこの季節。「眠たさをこらえて午後の会議に出席したものの、内容はさっぱり覚えていない」といった経験のある人も少なくないだろう。こうした眠気は集中力や記憶力を著しく低下させ、仕事の妨げになることもある。 睡眠は1日を単位とするリズム現象だが、これを管理しているのが脳内に存在する「体内時計」だ。また人は、ほぼ1日周期で覚醒と睡眠を繰り返しているように見えるが、実はこの覚醒と睡眠の繰り返しは、約半日周期のリズムでも起きているという。そのため、体内時計によって起こる生理的な現象として、正午過ぎの一時期に眠気が少し高まるのだ。 この眠気を解消し、仕事の能率を高める効果的な秘策がある。それが“プチ昼寝”だ。誰しも、ちょっとうたた寝をしたら、頭がすっきりしたという経験があるだろう。このようにプチ昼寝には、頭をさえさせたり、疲れを取ったりといった、リ
夏本番。寝苦しい夜がまたやってきた。汗ぐっしょりで、気持ちの悪い朝を迎えてしまうこともまれではない。自然とエアコンに頼る夜も多くなるが、タイマーの設定次第では、睡眠に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要だ。 7月に開催された日本睡眠学会では、エアコンのタイマー使用による室温変化が終夜睡眠にどのような影響を与えるのかを調べた研究結果が報告された。奈良女子大学の久保博子氏らが発表したものだ。 久保氏らのこれまでの調査で、睡眠中にエアコンを使用している学生は22%で、そのうち90%の人はエアコンのタイマーを1時間、あるいは3時間に設定して就寝していることが分かった。そこで今回の研究では、以下の4条件を設定し、睡眠中の室温変化とその人体への生理的、心理的な影響を調べることにした。 ■条件1(コンスタント) 実験に参加した人の“基準気温”を終夜一定に保つ。基準気温とは、個々の被験者が昼間の実
20~30代の若手社員で「うつ状態」に陥る人たちが急増しているという。これまでは40代以上の管理職世代のうつ状態が顕著だったが、ここに来て若手社員まで症状が広がっているのはいったいなぜだろうか。それは高度成長期がもたらした年功序列・終身雇用の崩壊、人材流動化の広がり、組織文化の激変と大きな関係がありそうだ。 心の病患者が40代から30代に逆転 20~30代の若手社員で「うつ状態」に陥る人たちが急増しているという。これまでは40代以上の管理職世代のうつ状態が顕著だったが、ここに来て若手社員まで症状が広がっているのはいったいなぜだろうか。 財団法人労務行政研究所が2005年1月から2月にかけて調査した『職場ストレス増大時代―メンタルヘルス対策の最新実態』調査によると、下記の表のように最近3年間で「メンタルヘルス不全者」が増加している企業は52%と過半数を超え、従業員1000人以上の大手企業
「ホームページを開設してみたけれど、思うようにアクセスが上がらない」。それは、恐らくすべてのウェブマスターが抱える共通の悩み。私が運営するNarinari.com(http://narinari.com/)は今でこそ1日に10万ほどのページビューがありますが、開設当初は「どうすればアクセスが上がるのか」を延々と考える日々でした。これをやれば絶対アクセスが上がる……と言い切れる方法論はありませんが、私がこれまで実践してきたことの中から、少しばかりアクセスを上げるヒントをご紹介していくことにしましょう。 “一見さん”を“常連さん”に変えるサイト術 まず、読者の視点から考えてみてください。あなたが読者として普段からのぞいているホームページは、どこに魅力があるのでしょうか。「面白いテキストを読むことができる」「情報が速い」「情報量が多い」「デザインがきれい」「コミュニティが楽しい」「欲しいもの
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