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ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (20)

  • 「こんなものに金を払う価値なんてない」 - 琥珀色の戯言

    漫画家の島和彦さん「YouTubeでエヴァを見たつもりになるな。日はアニメや漫画を見る作法がなっていない」(「痛いニュース(2008/1/28)) うーん、僕は基的に「自分が好きなものの火を消さないためには、ちゃんと対価を払うべき」だと考えている。いや、『YouTube』も『ニコニコ動画』も大好きだけどさ。 僕はX68000というマイコンで「ユーザーが『コピーで安く手に入るから』という理由でお金を払うことを渋ってしまったがために消えてしまったゲーム文化」を体験した。 端的に言えば、「いいものを作った人が報われるシステム」を維持していかないと、そのジャンルの創作というのは先細りになっていくのだ。 そして、僕自身が今は「好きなことにある程度はお金を遣わなければならないくらいの大人」になっていることを自覚しているので、「自分が好きなものが生み出され続けるための投資」をしているつもりだ。まあ

    「こんなものに金を払う価値なんてない」 - 琥珀色の戯言
  • 「才能」の墓場から - 琥珀色の戯言

    先日ある宴席で、同僚の女性にこんなことを言われた。「先生って、あんまり勉強しなくても成績良さそうなタイプですよね」と。そんなふうに実際に言われてみると、それはそれで悪い気はしない。もちろん、そういう言葉にはイヤミとしてのニュアンスが含まれている場合も多いのだが、彼女はそんな感じで言ったわけではなさそうだし。 そんなふうに言われて、むろん悪い気はしない。そうか、そんなに頭良さそうに見える?なんて、心の中でニヤついていたりして。 でもまあ結局、僕と彼女は似たような偏差値の大学を出て、一緒に働いているわけであり、僕としては、「いや、自分なりに勉強したつもりなんだけどねえ」なんて答えたのだけれど。 僕の学生時代は「勉強ができる人たち」と過ごしていた時期が長かった。「天才的にできる人たちばかり」という領域ではなかったけれど、「天才的から中の上くらいの偏差値」の人たちばかりが、僕の周りにはいたわけだ。

    「才能」の墓場から - 琥珀色の戯言
  • 『はてな』はサービス業失格 - 琥珀色の戯言

    ネット規制よりもユーザーによる制裁を(池田信夫 blog) ↑のエントリや、このエントリのブックマークをあたってみると、池田先生の主張全般には賛同しがたいです。しかしながら、池田先生の抗議に対する「はてな」の対応を読んで、僕は驚いてしまいました。 「はてな」を運営している人たちは、自分たちが「サービス業」であるという認識が決定的に欠けているのではないか、と。 以下は池田先生のblogからの引用です。 私も「死ねばいいのに」というタグを執拗につけてくるはてなユーザーがいるので、はてなに抗議したところ、「来の意味から申しますと好ましい表現ではありませんが、実際には、慣用句的に使われている場合も多くみられる」ので何の対応もしないという回答が来た。しかしそのユーザーはその後も同様のコメントを繰り返し、12/8には こういう自称「厳しい」連中には激しい殺意が沸く。 と私を殺害する意図を表明するコメ

    『はてな』はサービス業失格 - 琥珀色の戯言
  • 回転寿司「激安ネタ」のカラクリ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    回転寿司「激安ネタ」のカラクリ−ファン必読! 偽装魚&インチキ代用魚総覧85種 (別冊宝島) 作者: 吾博勝出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/01/12メディア: ムック クリック: 59回この商品を含むブログ (15件) を見る 出版社 / 著者からの内容紹介 日人の文化にすっかり溶け込んだ回転ずし。大人から子供まで、多くの日人に愛されています。しかし、安い物にはワケがあります。安さのヒミツは、決して企業努力によって成り立っているのではありません。このでは、激安店の厨房の舞台裏から、市場が見向きもしない“キズモノ”(死にマグロや養殖物の底物、浮き物、奇形魚)流通の暗部、煮アナゴなど外国産加工品の薬品漬けの問題、そしてブラックバスやナイルパーチなどの外来種を用いた偽装魚、インチキ代用魚の実態まで、、激安魚介類のヒミツに真正面から迫る邦初のホンカクです。 読んで吃驚

    回転寿司「激安ネタ」のカラクリ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • (ネット依存症者のための)ネットで時間を浪費しないための十ヶ条 - 琥珀色の戯言

    (1)パソコンの電源はこまめに落とす。 (2)朝起きたときは、パソコンの電源を入れる前に、顔を洗って歯を磨く。 (3)家に帰ったときは、パソコンを立ち上げる前に、まず風呂に入る。 (4)「2ちゃんねる」のスレッドを読むのは致し方ないが、「新着レスの表示」はクリックするな。 (5)自分の「はてなアンテナ」を25時以降はチェックしない。 (6)他の人のエントリの「ブックマークコメント」は読まない(自分のも読まないのがベターだが……) (7)「まとめサイト」は見ない。 (8)IEの「更新」ボタンは、無いものと思え。 (9)長文コメントは基的にスルー。 (10)一度「寝る」と決めたら、どんなに寝付けなくてもネット以外のことをしろ。 この十か条が実行できたら、もっと時間を有効利用できるはずなのだけど……

    (ネット依存症者のための)ネットで時間を浪費しないための十ヶ条 - 琥珀色の戯言
  • 『はてな』を窒息させる「理論派ブックマーカー」 - 琥珀色の戯言

    はてブの人たちが偉そうにしている理由 ↑のエントリへの反応を受けて。 肯定的なコメントが多いエントリの場合、自分はあえて批判的な意見を言おうと心がけてますね。 別にシニカルを気取るわけじゃなく、新しい視点を持つ事の訓練としてブクマを使ってる面もあるので。 当はそうする事で議論が広がっていくと嬉しいんだけど、コメントから話題が広がる事って少ないんだよなぁ。 ↑のエントリに対して、id:YOSIZOさんからこんなコメントをいただきました。 実際に↑のエントリに対するブックマークコメントにも、こういう感じの内容がけっこうあったんですよね。 (ですから、以下の内容は、この方だけを批難しているわけではありません。というか槍玉にあげてしまってすみません。個人的な怨恨はまったくないです。それこそ「新しい視点を持つことの訓練」として利用させていただいております) id:YOSIZOさんが考えておられるこ

    『はてな』を窒息させる「理論派ブックマーカー」 - 琥珀色の戯言
  • 某有名アーティストの「今でも後悔している昔の彼女の話」 - 琥珀色の戯言

    ちょっと前にラジオで聴いた、某有名アーティストの「今でも後悔している昔の彼女の話」を思い出したので。 僕の記憶の範囲で再現し、まとめているので、たぶんディテールはけっこう違うはずです。なので、誰の話かも書きません。 若いころ、僕は地元でライブとかやってて、自分で言うのもなんですけど、まあ、けっこう人気あったんですよね。小さなライブハウスだったけど、立見のお客さんがいたりして。 当時付き合ってた女の子、彼女はそんなに派手な感じじゃないんだけど、とにかくしっかり者で、地元にも友達が多くって。 それで、あの頃、彼女は僕のライブのチケットをたくさん友達に売ってくれてたんですよね。 僕もそういうのにすっかり慣れちゃってて、それは自分の人気のおかげなんだと思ってた。 ある時、地元の友達に言われたんですよ。 「お前の彼女、なんかお金に困ってるみたいだぞ」って。 ブランド物を買い漁ったりする子じゃなかった

    某有名アーティストの「今でも後悔している昔の彼女の話」 - 琥珀色の戯言
  • それでも僕は、ブロガーのほうがブックマーカーよりも偉いと思う。 - 琥珀色の戯言

    と、タイトルで軽く「釣って」みました。 当は、どんなにブックマーカーたちが優越感に浸りながら「自己主張」しているつもりでも、「主導権」を握っているのはそのエントリを書いた人なのだ、という話です。 以前、齋藤由多加さん(ゲームデザイナー、『シーマン』の作者)が、著書『ハンバーガーを待つ3分間の値段〜ゲームクリエーターの発想術〜』(幻冬舎)のなかで、こんなことを書かれていました。 大手のゲーム会社を新作の契約を交わすときなどには、手始めにどちらか一社がまず草案を作ります。私の会社のような零細企業などの場合、法務担当者なんていませんから、たいてい大手企業側の法務部がサンプルを作り、それをもとにどこを直せ、いや譲れない、と押し問答の交渉が始まります。 両者とも零細企業の場合は、どちらにも担当者がいないものだから、面倒さにまかせてついつい契約書は後回し、となってしまいがちです。それくらい面倒な仕事

    それでも僕は、ブロガーのほうがブックマーカーよりも偉いと思う。 - 琥珀色の戯言
  • はてブの人たちが偉そうにしている理由 - 琥珀色の戯言

    はてブの人たちって何でこんなに偉そうなんだ? もちろん、ブックマーカーたちがみんな「偉そう」なわけじゃなくて、そういう印象を受ける人はごく一部なのですが、コメントをつけられる側からすれば、そんな人のほうが「記憶に残る」のは事実。 身も蓋もない話をしてしまえば、彼らが「偉そうにしている」理由は、こういうことだと僕は思うんですよ。 塩野七生「男の肖像」(文春文庫)より引用。 日で、ある人に、こうきいたことがある。自分の意のままに人を動かせる人物がいるが、なぜ手足のごとく駆使できるのか、と。その人の答えはこうだった。 「手足と、思っているからだ」 要するに、「なんで彼らは偉そうなのか?」と言うと、「自分のほうが偉いと思っているから」なんですよね。 まあ、こういう人って、テレビに出ている「評論家」から、居酒屋で贔屓のチームの采配を批難しているオッサンまで、とにかくたくさんいるので、「はてブ」だけ

    はてブの人たちが偉そうにしている理由 - 琥珀色の戯言
  • 物語を「消化」できない大人たちへ - 琥珀色の戯言

    要は、勇気がないんでしょ? - Attribute=51 ↑のエントリ関連の盛り上がりも一段落ついたと思われるので、僕がこれを読んだあと、そのブックマークコメントを見て考えたことを書いておきます。このエントリのブックマークコメントを読みながら、なんというか、みんなもうちょっと「物語を消化する」トレーニングを積んだほうがいいんじゃないかと思ったのです。 「全肯定」か「全否定」しかできなくなってしまっている人がけっこういるようなので。 僕はこのエントリを読んでナンパしようなんて思わなかったし(帯者ですしね)、自分が変わればすべてがよくなるなんて信じてはいないけれども、「友達をつくる」とか「恋人が欲しい」という状況下でなら、「まず勇気を持って自分から声をかけるべきだ」っていうのは、「参考になるものの考えかた」だと思います。もちろん、ナンパがいきなりできる人はごくごくわずかなのだから、学校や職場

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  • 嫌がられているのは、「車社会」ではなくて。 - 琥珀色の戯言

    まなめはうす(4/7)の「ニュース」欄より。 ★はてなルールは分かりにくいと思う http://d.hatena.ne.jp/oredoco/20080407#1207521857 (情報元:オレドコBlog) >私には、はてなユーザがMACユーザのように思えるんですね。 これは納得した。ただこっちはいただけない。 >はてブのコメント、2ちゃんのwatch板よりひどいときもあるような気がします。 悪いのははてブなのか?違うでしょ、その向こう側にいる人間でしょ。それに2chだって悪くない。むしろ、2chは悪いと思い込んでいる人が2chを使うときに、ここは悪い場所だから自分も悪いことをして良いと思ってしちゃうもの。だから、ルールなんて無いんだと思うよ。 このまなめさんのコメントを読んで思いついたのだけれども、「はてなブックマークで誹謗中傷ばっかりしている人」(「あたまがわるい」とか「これはひど

    嫌がられているのは、「車社会」ではなくて。 - 琥珀色の戯言
  • 琥珀色の戯言 - 「ブログに期待しすぎてしまった人」の悲劇

    公募ガイド 2007年 04月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 公募ガイド社発売日: 2007/03/09メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る いろんな懸賞や小説、シナリオ、キャッチコピー、イラストなど「現在公募されているもの」を1冊に集めた「公募ガイド」というがあるのですけど、その2007年4月号の読者投稿のページに、42歳の読者(性別は不明)のこんな投稿が掲載されていました。 1年と5ヶ月続けていたブログを閉鎖しました。理由は、執筆活動に専念したいから。日々の暮らしのさりげないエピソードを書くのは、とても楽しい作業でした。自分が書いた日記に、携帯電話で撮った写真を添付して、印刷、保存しています。いい思い出になります。 でも、一々、訪問してくださる方に、その方の日記を読んで、コメントを返すという作業が辛くなったのです。わたしの場合は、何かを書くと、1

    琥珀色の戯言 - 「ブログに期待しすぎてしまった人」の悲劇
  • もし、あなたが本当に「読んでほしい」と思っているならば - 琥珀色の戯言

    ブログを始めてからアクセスが伸びるまで - 北の大地から送る物欲日記 ↑のエントリを読んで考えたこと、あるいは、6年間個人サイト&ブログをやってきて、今感じていることなどを取りとめもなく書いてみる。 もう、個人サイト業界への「新規参入」の時代は終わった ↑の「終わった」というエントリで、逆に少しだけ「始まってしまった」のがこのブログだというのは皮肉な話ではあるのだけれど、「新規参入」というのは、年々厳しくなっているのではないかと思う。 id:hejihoguさんが書かれている、 私の感覚だと、今も数年前もブログの新規参入の障壁はさして変わっていないように思える。というのは、いろいろと試してみたいことがあったりして、実験的にいくつかのブログサービスで新規ブログを作成していたりするのだけども(全く別ハンドルでこことは関係のない内容)、ブログ開始当初にくるアクセスが数アクセス〜数十アクセス/日と

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  • ブログに移行すると「文章の質が落ちる」理由 - 琥珀色の戯言

    「こんな日だったね」http://home.att.ne.jp/yellow/cat/konna.htmの7/18に、 かつて時々読んでいた人のサイトを発見。いわゆる「テキスト・サイト」というのか、文章で読ませるタイプの人だった。ご多分にもれずこの人もブログに移行していたけれど、その文章の質が落ちていることに愕然とした。ブログになると同じ人がどうしてこうも薄いだらけた文章を書くようになるのか不思議に思った。 という記述を見かけて胸を突かれたような気がしたのですが、僕自身も、こうしてブログに書いている内容というのは、メインのサイト(http://www5f.biglobe.ne.jp/~iyatsue/)に書いているものよりも、「荒れている」のではないかと感じることが多いのです。 「荒れている」というのがどういうことなのか説明するのはなかなか難しいのですが、「荒削りである」とか「完成度が低い

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  • ブログ「炎上力」と「政治的に正しいオールナイトニッポン」 - 琥珀色の戯言

    ZAKZAK - 周りがセリフ教えた?倖田來未、涙の謝罪 「夕刊フジ」の記事を真面目に語ってもしょうがないとは思うのですけど、↑の記事のなかで、ちょっと考えさせられたところがあったのです。それは、芸能評論家の肥留間正明氏(この名前は、「麻生千晶」とともに、「記事を書いている記者が自分の言いたいことを有識者が言っているように偽装したいときに使う固有名詞)だと言われています)のこんな言葉。 倖田の失言そのものについて、肥留間氏は「影響力を自覚しないといけないのに、浅はかだった」としたうえで、過剰なバッシングへの違和感を隠さない。 「倖田はいわば、元気のいい“世間知らずのお姉ちゃん”だし、オールナイトニッポンは来、やりたい放題が人気を集めた番組。かつてはビートたけしの毒舌などがウケた。なのに、今は文化人でもない倖田がここまで叩かれる。自由な発言ができなくなる“言論統制”のこわさも感じますね」

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  • 「インターネット人類補完計画」の果てに - 琥珀色の戯言

    最近、僕にとって、サイトでものを書くことが「楽しい」と言える時間は、どんどん少なくなってきているような気がする。それは単に、エネルギーの枯渇なのかもしれないけれど。 僕がサイトをはじめたころの5年前くらいの個人サイト界には、まだ、「自分のサイトを作るような人間」のあいだには、一種の共同体意識があったような気がする。お互いに意見の相違はもちろんあったのだが、それでも、「まあ、俺たちは所詮『インターネットで自己主張をしあっている、中途半端なクリエーターだもんな」というような感触がお互いにあったのだ。でもそこには、「ネットという新しいツールで何かができるんじゃないかという希望」みたいなものが漠然と存在していた。そういう意味では、「ネットの可能性を信じていた」僕たちは、ひとつの政党のなかの派閥みたいなものだったわけだ。そして、世間の「ネットなんて気持ち悪い」という風当たりに対しては、お互いに支えあ

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  • 「産めない」と「産まない」の違い - 琥珀色の戯言

    子宮が悪くなって考えたこと(by はてな匿名ダイアリー) このエントリに対して、何かをアドバイスしたり、自分の意見を述べる、という心境に僕はなれません。でも、なんというか、多くの人の目に触れてほしい文章だと思っています。 産めないと産まないって違うんだなって。 自分でもびっくりだよ。 僕は、ネット上などで、おそらく高校生〜20代前半くらいの男が、「非モテ」、「もう結婚なんてしない」「子供なんていらない」なんて自虐的に書いているのを読むと、正直「ああ、お前らの『非モテ』には、リアリティの欠片もねえよ」と思うのです。 いや、正直僕もそのくらいの年齢のときは(というか今でも)全然モテませんでしたし、「もう一生女性とは縁が無いんじゃないか」「結婚なんてしなくていいや」と真剣に考えていたんですけどね。 でもね、人って当に変わっていくものです。別に「モテるようになった」わけじゃないんだけど、僕の場合

    「産めない」と「産まない」の違い - 琥珀色の戯言
  • 「はてなブックマーク論争」が終わらない理由 - 琥珀色の戯言

    「優しさ」は、じつは一番遠い(素通りできなかった時のために) ↑のエントリを読んで。 ヤクルト・西武の監督を歴任された広岡達朗さんのこんな話を聞いたことがあります。 広岡さんはとにかく曲がったことが嫌いな人で、道路で危険な車線変更をした車を見つけると、何十分かかってもその車を追いかけていって停めさせ、「そんな運転しちゃ危ないだろ!」とドライバーに切々と説教していた。 この話を聞いたとき、「広岡さんはすごいな、でも実際につきあっていくのは大変そうだけど……」と僕は感じました。 実際、いくら危険な運転をしているドライバーがいても、そこまでやる人はほとんどいないはずです。 でも、今この話について考えると、広岡さんはすごく「優しい人」だったのだと思います。 どんな危険な運転をするドライバーでも、確率的に言えば、将来そいつが広岡さんに迷惑をかける可能性と、そいつを注意するためにかかる時間や逆ギレされ

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  • インターネット時代の「孤独」 - 琥珀色の戯言

    昨夜のニュースで観た、秋葉原の事件の犯人の「動機」 「現実で大きな事件を起こせば、ネットで無視したやつらを見返せると思った」 鴻上尚史さんが、『SPA!』に連載中の「ドン・キホーテのピアス」に、こんなことを書かれていた。 インターネットの時代になって、自意識が数値化されるようになりました。僕の二十代、否定だけを居酒屋で語り続ける奴は、周りからただ無視されたり嫌われたりしましたが、現在のように「コメント(0)」とか、一日のヒット数が表示されるなんていう、「数字によって冷酷に知らされる孤独」なんてものがありませんでした。えらいこってす。 たぶん、「インターネットによって癒される孤独」というのは、確実にあるのだと思う。 でも、その一方で、「インターネットによって思い知らされる孤独」っていうのもあるのだろう。 そして、ネットが「一般的なもの」になるにつれ、現実社会での「コミュニケーション上手」が、

    インターネット時代の「孤独」 - 琥珀色の戯言
  • 「X68000の落日」から、僕が学んだこと - 琥珀色の戯言

    まず最初に謝っておかなければなるまい。 昨日のエントリで、「X68000のゲームが衰退したのは、市販のゲームのコピーが氾濫し、ゲームが売れなくなったからだ」と書いたのだけれども、僕はそのことを証明できるソースを手元に持っておらず、当時のマイコン雑誌(『Oh!X』だったか、『LOGIN』だったか、これもよく覚えてません)に書かれていた記事を鵜呑みにして、それを信じ続けていたからなのだ。ちなみに、当時はアートディンクの『地球防衛軍』にウイルスが混入されたまま発売されたのが「引き金」になったというような風説も耳にしたことがあった。 大学受験を「X68000ソフトカタログ」を眺めながら乗り切り、大学時代にようやく憧れの「マンハッタン・シェイプ」を我が物とした僕にとっては、X68000はまさに「宝物」だったのだ。しかしながら、当時は九州の片田舎で68のソフトを手に入れるには通販(それも「Amazon

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