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ブックマーク / m-hiyama.hatenablog.com (16)

  • いまさらながらだけど、オブジェクトとクラスの関係を究めてみようよ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    オブジェクトとクラスの関係について、次のような説明を見かけました(文言の引用ではなくて、檜山による要約)。 オブジェクトとクラスは全体としてツリー構造をしていて、ツリーの末端をオブジェクト、末端以外のノードをクラスという。末端であるオブジェクトは、その親ノードであるクラスのインスタンスと呼び、クラスどおしの親子関係を継承関係と呼ぶ。 うーむ、この説明、ある意味「簡潔でわかりやすい」とも言えるのだけど、ちょっと単純化し過ぎでしょ。 オブジェクトやクラスの概念て、そんなに美しくもなきゃ、整合的でもありません。実用性やら実装上の都合やらでゴチャゴチャですがね。しかし、そのゴチャゴチャが悪いともいえません。ゴチャゴチャを無理に単純化することなく、必然性を持った(幾分は偶発的だけど(苦笑))複雑さとして理解すべきかと思います。 というわけで、メタクラスやレイフィケーション(reification)な

    いまさらながらだけど、オブジェクトとクラスの関係を究めてみようよ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • シェルのリダイレクトを「こわいものなし」というくらい完全に理解しよう - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    Java BlockingQueueで遊ぶ:パイプラインごっこ」でパイプラインの話をしたので、来の、つまりUnixのパイプやリダイレクトを少し調べてみました。 たまに話題となる some-command >file 2>&1 と some-command 2>&1 >fileの挙動の違いについて、「シェルはコマンドラインリダイレクトの指定を右から左に解釈実行する」なんて説明が見つかりました。んなバカな! パージングは左から右にするものですよ。パーズツリーを逆順にたどることはできるけど、そんなことする必然性はなんにもないよ。 次の記事を読むと、「右から左」なんて事情じゃないことが分かるでしょう。 UNIXの部屋 検索: リダイレクト シェルのリダイレクトにまつわる失敗 さてここでは、複雑なリダイレクト処理も完全に理解できる処方箋を示しましょう。例えば、次のコマンドラインが何をするか分かる

    シェルのリダイレクトを「こわいものなし」というくらい完全に理解しよう - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - 世界で一番か二番くらいにやさしい「モナド入門」

    気まぐれと偶然となりゆきで、ここ2,3回はモナドを話題にしました。googleで「モナド」を引いてザッと眺めると、「モナドはむずかしいー」とか「モナドで挫折した」みたいな雰囲気が感じられて、説明芸人の血が少し騒ぎましたね。「なら、予備知識ゼロでモナドの説明をしてやろうじゃねーか」と。 タイトルはだいぶ煽っちゃった…… けど、ハッタリじゃないつもり…… けど、実際はどうかな? ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する こんな課題を考えてみよう:副作用付き計算 カウントアップする関数達 カウントアップしたい意志を戻り値で伝える それでは、いったい誰がカウントアップをするのだ 関数の引数の型をCountup型にまで拡張する そして、これがモナドだ とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する 今からここで説明する「モナド(monad)

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - 世界で一番か二番くらいにやさしい「モナド入門」
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - JavaScriptで学ぶ・プログラマのためのラムダ計算

    JavaScriptによるテンプレート・モナド、すっげー簡単!」にて: 紙と鉛筆でラムダ計算を実行できることは必要だな、やっぱり。 なんて強調したので、ラムダ計算の入門、いってみよう。 [追記]練習問題集を追加しました。説明を読みながら、あるいは読んだ後で是非やってみてください。→「JavaScriptで学ぶ・プログラマのためのラムダ計算 問題集」[/追記] ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: JavaScriptの関数リテラル ラムダ式ってなんだ ラムダ計算の体系と適用操作 ラムダ式の例をいくつか β変換 -- ラムダ計算のキモ! β変換を何度か実行してみる 中間まとめ、まだ続きがあるよ JavaScriptの関数リテラル 最初に、JavaScriptに関する知識を確認しておきましょう。なお、JavaScriptの対話的実行環境については「もっともお手軽な対話的JavaScr

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - JavaScriptで学ぶ・プログラマのためのラムダ計算
  • シネマコンプレックス「新宿バルト9」の驚嘆すべき大バカ最低システム - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    驚いた。あきれた。なにがどうなったらこんなバカげたシステムができるのだろう? 補足解説編もあります。 さらなる補足。 コメントをしたい方は、なるべくコレにも目を通してみてください。 連休・子連れで映画館へ 連休、安直に「映画でも」と、子供二人を連れて「新宿バルト9」にはじめて行きました。9つの映画館を集約した施設、なかなかリッパです。上映開始10分前に着いたのに、既に長蛇の列、結局25分も並ばされた。すごく混んでいた? いやっ、さほどではなかったんですよ。長蛇の列の原因は、発券カウンターの処理能力が異常に低いためでした。 上映開始15分後に入れた -- ってことは 9つの映画館すべてのチケットを一箇所の総合カウンターで発売します。全席指定、完全入れ替え制です。僕らは結局、到着25分後/上映開始15分後に入れました。ここで少し考えれば、次のことがわかりますよね。 満席になればその回は入場でき

    シネマコンプレックス「新宿バルト9」の驚嘆すべき大バカ最低システム - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - プログラマのためのJavaScript (0)

    ジジイの手習いで、JavaScriptを勉強中でございます。その動機は「結局、ブラウザベースRIAかよ」のようなこと。非ブラウザベースのリッチクライアントへの期待を失ってしまったんですね。短期的・現実的な策としては、Ajax的な手法によるRIAなのかなぁ、という気分。ただし、「短期的」が“1年”と“5年”ではえらい違いです。今のところ僕には、「短期的」の実際の期間はわかりません。 僕のJavaScript調査の結果は、「初心者でも使えてプログラマでも困惑するJavaScript 」などに書きました。これらの続きとして、「プログラマのためのJavaScript (*)」というタイトルで書こうかと予定してます。あくまで予定、気まぐれでモノグサな僕のことだから、…… “プログラマのための”というのは、C, C++, Java, C#など“普通の”プログラミング言語にある程度慣れていることを前提に

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - プログラマのためのJavaScript (0)
  • 福井市の小学生が驚くべき発見 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    たまたま目にした論文に面白いことが書いてありました。 随分と昔(1976年)のことらしいのですが、福井県福井市中藤<なかふじ>小学校の先生が、「図形の周囲の長さから面積は求められないし、面積から周囲の長さも求められない」ことを子供達に納得してもらうために、次のような宿題を出したんだそうです。 次の図の「S」と書かれた四角は正方形のタイルです。このタイルの一辺の長さを単位として測ることにして; 図形(a)の周囲の長さは16、面積は16です。たまたま長さも面積も16でしたが、これで法則性があると早とちりしてはいけません。(b)から(e)までの周囲の長さと面積も求めてみなさい。 驚くべきことに、先生の意図に反して、とある子供が“周囲の長さと面積の関係”を発見してしまったというのです。 この子の発見は、その前年(1975年)出版の論文集(University of Tokyo Press)に公表さ

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  • マスロフ式算数がやたらに面白いんですけど - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    インド式算数って、速算処方箋の寄せ集めでしょ。ロシア発のマスロフ式算数は、質的に新しい演算を扱う奧が深い算数ですよ。マスロフ式算数を学んでも速算の役には立たないけど、背後にある数理的構造/現象の神秘に触れられるかもよ。 内容: マスロフ式算数の由来 maxとminの算数 足し算的演算 足し算的演算の実例 マスロフ和 マスロフ和の極限 プランク定数と脱量子化 マスロフ式算数の由来 1980年代に、ロシアの物理学者マソロフ(Victor P. Maslov)により始められた脱量子化(Maslov Dequantization)という手法があり、現在では、数学、物理学、工学の広い範囲に影響を与えてます。マソロフ脱量子化の入り口は、変形した足し算を含む計算です。この計算は、普通の算数と同じ簡単な法則に従いますが、エキゾチックな世界を記述する道具になります。 このエキゾチックな算数の構造は、高校生

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  • 絵を描いて学ぶ・プログラマのためのラムダ計算 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    JavaScriptで学ぶ・プログラマのためのラムダ計算」は、1回では述べ切らなくて、一段落付いたところで区切りました。これはかえって良かったですね、ブックマークやトラックバックでフィードバックが得られたので。 そのフィードバックなどをかんがみて、「残り=次回の話題」として予告した内容とはい違ってしまうのだけど、今回は、文章では伝わりにくい(前回うまく伝わらなかったと思える)ラムダ計算の大事なツボを、なんとか表現してみようと思います。 [このエントリーの内容はだいぶ前にほぼ出来上がっていたのだけど、ココに書いてある事情で、“お絵描き”がなかなか出来なかったのです。] ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: 知っていて損はない 計算は身体的に理解しよう ラムダ項のツリー表示:準備 ラムダ項のツリー表示:描く! β変換に対応するツリーの描き換え もっとβ変換をやってみよう 計算現象を

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  • 初心者でも使えてプログラマでも困惑するJavaScript - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    昨日に続いてJavaScriptネタ。 JavaScriptは誰でもすぐ使えるように工夫されている -- これは嘘ではないでしょうが、最初の敷居が低いから「やさしい」とは言えないようです。僕自身と少数の事例からは、C、C++Javaなどの“普通の”言語に慣れていても、JavaScriptには違和感・抵抗感を感じて、わず嫌いで手を出さないとか、かじったが放り投げるとか、… どうも「むずかしい」みたい。 実行環境が主にブラウザというのがまず異質ですが、この点は置いといて、言語仕様と言語処理系の観点から、JavaScriptの「むずかしさ」(と魅力)を述べたいと思います。 ●徹底的にオブジェクト的 JavaScritは、クラス、継承、情報隠蔽機構などを持たないので、まがい物の、あるいは中途半端なオブジェクト指向言語と思われているようです。そもそも、「何がオブジェクト指向か」って議論が不毛だか

    初心者でも使えてプログラマでも困惑するJavaScript - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
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    webmarksjp 2008/07/13
    javascript
  • はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

    全体目次: 第1歩:しりとりの圏 (このエントリー) 第2歩:行列の圏 第3歩:極端な圏達 第4歩:部分圏 第5歩:変換キューの圏 第6歩:有限変換キューと半圏 第7歩:アミダの圏 第8歩:順序集合の埋め込み表現 第9歩:基に戻って、圏論感覚を養うハナシとか 付録/番外など: 中間付録A:絵を描いてみた 番外:同期/非同期の結合 中間付録B:アミダとブレイド 番外:米田の補題に向けてのオシャベリ 一部のプログラミング言語の背景として、圏論(カテゴリー論)が使われたりするせいか、以前に比べれば多少は圏論に興味を持つ人が増えたような気がしなくもないような。でも、安直な入門的文書はあまり見かけないですね。もちろん、シッカリした教科書や論説はあるんですが、どうもシッカリし過ぎているような。例えば、圏の例として「コンパクト・ハウスドルフ空間と連続写像の圏」とか言われてもねぇ(この例はいい例なんです

    はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - 圏論やモナドが、どうして文書処理やXMLと関係するのですか?

    …という類<たぐい>の質問に答えるのはちょっと面倒なんですけど、とりあえず1つだけ具体例を挙げておきましょう。テンプレート処理が、もろにモナドになっている、ってハナシ。今回はテキスト処理について説明。次回(いつになるかまったく不明)はXML処理の予定。 テキスト処理だけでも長ーい説明(最長記録かも)なのだけど、分割すると“勢い”がなくなるから一挙掲載。読むときはユックリ・ジックリ読んでくださいね。プログラミング課題も、実際にコーディングしないまでも、「こうやればいいな」という方針くらいは考えてください。 ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: ネストしたテキスト テンプレート処理 ブロック、文字列、名前 フラット・テキストとテンプレート・テキスト 多段階のテンプレート処理 蛇足 素材を整理しよう モナドに向かって突っ走れ!! バッチリ、モナドだぜぇ 残りは脱兎のごとく 最後に言ってお

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - 圏論やモナドが、どうして文書処理やXMLと関係するのですか?
  • プログラマのための「ゲーデルの不完全性定理」(1) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「プログラマのためのJavaScript」の番外シリーズ -- いやっ、ホントに。 これはシリーズのハブエントリーです。番号を(0じゃなくて)1にしたのは、全体目次だけじゃなくて内容が含まれるから。 ※ 印刷時にはサイドバーは消えるはずです、お試しください。 シリーズ全体目次(予定) (この記事;総論) 速攻速習編 自己適用からゲーデル化へ 「展望」への緊急パッチ(オハナシだよ) Reflective JavaScript 停止問題の構造 不完全性定理の構造 今回の内容: ゲーデルの不完全性定理とプログラミング ゲーデルが示したこと 不完全性定理の兄弟 -- 停止問題 JavaScript使うんだもんね 関連する記事(参考) 次の記事 速攻速習編 ●ゲーデルの不完全性定理とプログラミング 「ゲーデル」(人名;Kurt Godel、'o'の上に点々が付いてる)や彼の「不完全性定理」とかって、

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  • プログラマのためのJavaScript (12):不思議な宣言と奇妙なスコープ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    ひさびさに「プログラマのためのJavaScript」。あいだは空きましたが、予定どおりスコーピングを話題にします。JavaScriptには“変なところ”がいくつもありますが、そのなかでも、スコーピングはもっとも混乱と弊害をまねくところではないでしょうか。これを読めば、間違うことも悩むこともなくなりますよ。 [追記]僕の誤認と勘違いをコメントでご指摘いただきました。いつも、ありがとうございます。ご指摘を文に反映しました。変更部分は取消線を使って修正、または「追記」と明示してあります。ただし、ついでに表現を直した部分までは明示してません。[/追記] 今回の内容: JavaScriptにおける宣言文 undefined値 var文はこのように働く 驚くべき現象 疑似ブロックと将来の仕様変更 今回のまとめ ハブエントリー(全体目次) 前回 - 継承についてもう少し ●JavaScriptにおける

    プログラマのためのJavaScript (12):不思議な宣言と奇妙なスコープ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
  • パッチの作り方と当て方はこうするもんね - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    パッチの作り方/当て方を毎回忘れる。だからメモしておこう、っと。単にコマンドのオプションだけでなくて、ファイル/ディレクトリ名とかカレントディレクトリをどこにするかとかで悩むから、これも約束事として決めてしまえ! 例 foo.txt 変更前: first line second linefoo.txt 変更後: first line 2nd line third line hoge/ 変更前: hoge/ +--- foo.txt hoge/ 変更後: hoge/ +--- foo.txt (変更) +--- bar.txt (新規) 単一ファイルのパッチ オリジナルファイルには接尾辞".orig"を付けておく。 パッチを作るときも当てるときも、そのファイルがあるディレクトリで作業。 パッチファイル名は、当該ファイル名.日付.diff。 パッチ作成: > diff -u foo.txt.o

    パッチの作り方と当て方はこうするもんね - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    webmarksjp
    webmarksjp 2008/07/12
    プログラミング
  • CPS(継続渡し方式)変換をJavaScriptで説明してみるべ、ナーニ、たいしたことねーべよ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    久々にThe n-Category Cafeを見たら、Mike Stayによる"The Continuation Passing Transform and the Yoneda Embedding"なんて記事がありました。 米田埋め込みは圏論ではお馴染み。継続渡しへの変換はコンピュータ・プログラミングではお馴染み。 この2つは、実は同じものなんだよ。なんで、誰もこのことを言わないんだろうね? The Yoneda embedding is familiar in category theory. The continuation passing transform is familiar in computer programming. They're the same thing! Why doesn't anyone ever say so? Mike Stayのこの記事、面白いのだ

    CPS(継続渡し方式)変換をJavaScriptで説明してみるべ、ナーニ、たいしたことねーべよ - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
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