13日、野田政権は内閣改造を行った。 消費税増税を柱とする税と社会保障の一体改革を推進する態勢強化のためである。 野田首相は4日の年頭記者会見で、 「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー・ギブアップ」 とチャーチル首相の言葉を引き合いに、消費税率の引き上げ実現の決意を強調した。 チャーチル首相は、第2次世界大戦でのドイツとの攻防でイギリスに勝利を もたらした名宰相である。 野田首相は、2015年までに消費税率を、現在の5%から10%に 引き上げることを目指している。 これに対して、テレビや新聞、雑誌には反対意見が多い。 主に次のようなものである。 「税と社会保障の一体改革を行うということなのに、社会保障については触れず、 消費税増税ばかり議論している。おかしいではないか」 ところが、社会保障とは一体何か、これからの社会保障はどうあるべきか、 マスコミは具体的に報道しない。 これまでも繰り返し述べ