金星を観測できる期間を大幅に延ばすために飛行コースを変えようと、今月4日、軌道を修正するエンジンの噴射を行った金星探査機「あかつき」は、無事、計画どおりのコースに入ったことが確認され、軌道修正は成功しました。 これを前に、JAXA宇宙航空研究開発機構は観測できる期間を大幅に延ばそうと、今月4日の午後4時28分、小型のエンジン4基をおよそ15秒間噴射する軌道修正を行いました。 「あかつき」は現在、金星の周りをだ円の軌道で回っていますが、今回の修正は、そのだ円をやや広げようというもので、JAXAで詳しく分析した結果、「あかつき」は無事、計画どおりのコースに入ったことが確認され、軌道修正は成功しました。 今回の軌道修正の成功で、観測できる期間はこれまでの800日程度から2000日程度へと大幅に延びることになり、研究グループでは金星の気象の特徴をより詳しく明らかにしたいとしています。 今回の軌道修