メキシコ・シティからバスで5時間移動したところにあるグアナファト(Guanajuato)という町は、非常に乾燥した気候のため、普通に埋葬した遺体が数ヵ月で自然にミイラ化してしまう場所でもあるんだそうだ。 そんな風土柄だからできる技なんだけれど、この町にはちょっと変わった埋葬システムが存在していたのだそうだ。それは、死んでから3年間は無料で墓地に埋葬されるが、5年が経過したら、親族らが埋葬税を収めていない死体は掘り起こされて、「出来のいいもの」は博物館のショーケースへ行き、それ以外は火葬されるというものなんだそうだ。 日本は火葬が主流だけれど、中南米ではほぼ土葬が中心だそうで、この街の墓地は狭いため、なるべくスペースを開け、新たな死体が眠ることができるようにと考えられたシステムなんだそうだ。 Museo de las Momias de Guanajuato この死体掘り起こしシステムは18