『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス) 2017年上半期、ネットやワイドショーを賑わした痴漢問題。とはいえ、取り上げられるのは痴漢冤罪の話題が多く、痴漢の実態についてはなかなか触れられることがなかった。 こうした世間の流れに一石を投じることになるであろう書籍『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)が18日に発売された。著者の斉藤章佳氏(精神保健福祉士・社会福祉士)は、アジア最大規模といわれる依存症治療施設である榎本クリニック(東京都)で、12年に及び日本で先駆的に性犯罪の再犯防止プログラムに取り組んできた専門家だ。現行の報道では何が抜け落ちているのか、また痴漢加害者の実像について聞いた。 ■痴漢は冤罪よりも犯罪に及ぶケースのほうが圧倒的に多い事実 ――痴漢冤罪が大きな話題になっているなかでの今回の著書タイトル。とても挑戦的と感じました。 斉藤章佳氏(以下、斉藤): 痴漢を疑われた男性
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