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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (7)

  • 福岡の事件の報道に思うこと - Arisanのノート

    福岡の小学校一年生が母親に殺されていたという事件の報道だけど、ぼくが見聞した範囲では、母親の置かれていた状況がどれほど追い詰められていたものかということを考えようとしているものが多く、こういう状況の人を孤立させないような社会的な仕組みなり関係性なりを作っていくべき、という主張が結構多い。 これは、「こんな子殺しをするような母親は人間じゃない」というようなバッシング(日全体で見れば、こちらの方が圧倒的かもしれない)に比べれば、ずっと良心的であると言えるかもしれないが、ちょっと釈然としないものがある。 ぼくが見たテレビ番組では、ただ一人、地元のおじいさんが、「自分の子供にこんなことをするなんて、絶対許せない」と口元を震わせていた。ぼくは、この人の反応は、とても人間的であると思った。 それは、この人には、この出来事の衝撃をまともに受けてしまっているという感じがあったからだ。 「絶対許せない」と

    福岡の事件の報道に思うこと - Arisanのノート
  • 『北朝鮮へのエクソダス』・その3 - Arisanのノート

    前二回の続き。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070815/p1 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070815/p2 北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる 作者: テッサ・モーリス・スズキ,田代泰子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単行購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (25件) を見る 「自由選択」をめぐって これらの物語はどうしても聞かれなければならないし、わたしはその複雑さをそっくり残したまま伝えたい。しかし、書き、引用し、編集し、削除するという行為そのものが、ある種の暴力のように思える。(p305) 前回書いたように、金日成政権にとってはやはり労働力確保の手段として、この「帰国事業」は見なされていた面があると、著者は述べているのだが、それに関する以下の

    『北朝鮮へのエクソダス』・その3 - Arisanのノート
    westerndog
    westerndog 2007/08/16
    「なぜ在日朝鮮人の帰国が、日本政府や官僚、保守派、右派だけでなく、日本の左派にとっても、またマスコミや一般の市民にとっても、当然支持すべきテーマと見なされたのかは、考えなくてはいけないことだろう」
  • 基本的ないくつかのこと - Arisanのノート

    あまり複雑なことを考えられないので、以下で基的なこと、大まかなことだけを確認しておきたい。 もちろん他にもこうしたことを述べている人*1はいるのだが、ここではできるだけ自分の頭で考えてまとめてみる。 まず、われわれは何を目的として生きているのか、ということである。 特別哲学的なことではない。生きている以上、われわれは何らかの「快」を求めるだろう。植物も動物も、そういう方向性が「生命」というものの質を作っているように思う。では「われわれ」にとっては、それが目指すところの「快」の核心は何だろう? 自分ひとりが生きることだろうか。できるだけ長く、できるだけ安楽に、またできるだけ欲望や欲求を充足させて自分だけが生き続ける。そして死ぬ。そういうことだろうか?ほんとうに、そんな生を、われわれは望んでいるだろうか? 「自由主義」を標榜する人には、人はすべて自分一個の利益や快楽(効用というのか?)だけ

    基本的ないくつかのこと - Arisanのノート
    westerndog
    westerndog 2007/05/01
    ※長っ
  • 最近の総連等への弾圧的捜査について - Arisanのノート

    長居の行政代執行やコメント欄のことやらがあって、なかなか書けなかったが、ずっと気にしていること。 六カ国協議が先ごろ一応の妥結を見たが、それを睨むかのように、このところ朝鮮総連や関連の施設、学校への警察による強制捜査が続いてきた。 近いところでは1月28日には滋賀、2月5日には札幌、そして2月6日には兵庫。 それぞれ「電磁的公正証書原不実記録容疑」(いわゆる「車庫飛ばし」)、「脱税容疑」、「税理士法違反容疑」により総連の関係者が逮捕されたことを理由として、総連部や商工会などが捜索を受けたのである。 http://news.www.infoseek.co.jp/kyodo/society/story/28kyodo2007012801000269/ http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070205&j=0022&k=200702

    最近の総連等への弾圧的捜査について - Arisanのノート
    westerndog
    westerndog 2007/02/17
    いままで(社会党があった時代)は放置せざるを得なかったけど国内情勢も変わったし、核兵器を作ってから中国も態度を変えて国際情勢も変わったからまとめてやってるだけに見えるが。
  • 最近のコメント欄から - Arisanのノート

    このところ、各エントリーのコメント欄に大量の匿名の書き込みが続いていて、すごく困ってます。 ほとんどは、「早く左翼教、文学教を脱して、あなたも現世教の信者に!」といった趣旨の内容で、「間に合ってます」という感じなんですが、いくつかすごく気になったコメントがありました。 それらについて、少し思ったことを書いてみます。 ひとつは、『06年最後のエントリーは、労働運動について考える』と題をつけた昨年12月31日のエントリーのコメント欄から。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20061231/p3 こんなふうに書いてあります。 さっきからさ。”イメージ”だの、”思う”だの あいまいな言葉ばかりつかってるけどさ・・・ 実際に働く人に接したことないの? 働く人たちの組織に接して彼らの意見を じかに肌に触れて感じたことないの? かれらの息遣い感じたこと無いわけ? 彼らの愚痴聞い

    最近のコメント欄から - Arisanのノート
  • 長居での出来事についてまた考える - Arisanのノート

    長居公園の行政代執行から、月曜でちょうど一週間がすぎました。 この間、それに関連した記事に少なからぬTBをいただいたり、ブログで言及していただいたりしたのですが、ここではそのなかからriruhiさんの記事の内容に答える形で、少し考えていることを書いてみます。 http://d.hatena.ne.jp/riruhi/20070208 この記事は、感じていることや考えがすごく正確に、丁寧に書いてあると思います。 その全部に答える能力は自分にないと思いますが、答えられることだけ書きます。 はじめに、次の点。 でもね、体を張って抗議ってのは今の時代逆効果じゃないかとも思うんですよね。 もっとスマートにやれないのかなと。 後、もうちょっとマスコミ対策をしたほうがいいと思うのです。 はっきりいって見ていて絵面があんまり良くないです。 このへんのことなんですけど、ぼくの記事にも書いたように、今回の行動

    長居での出来事についてまた考える - Arisanのノート
    westerndog
    westerndog 2007/02/13
    みんな優しいな。
  • mojimojiさんの「野宿者を怖がること」について - Arisanのノート

    mojimojiさんのこちらのエントリーに関連して、少し思ったことを書きます。 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20070208/p1 ここで考えられてるのは、すごく重要なことだと思う。 たしかに、なんらかの意味で弱い立場にある人が切実なものとして感じる恐怖を、それは偏見であるとか、合理的でないといって否定しても、どこか届かないことがある。 この恐怖の切実さには、尊重されるべきなにかがあるように思う。 だから、次のように展開していくことはよく分かる。 恐れつつ、しかし、排除しないことは、理性的には可能なことだ。 そして、 だから、こういう人たちに提示しうる選択肢は二つだ。知り合うことは面倒だから、近寄らない。そうでないならば、共に同じ場にいることが可能な程度に、知り合う。 このふたつの選択肢のうち、とくに前者、そもそも近寄らないという方策の有効性は、もっと強調

    mojimojiさんの「野宿者を怖がること」について - Arisanのノート
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