紅白は副音声で見返せていないので、とりあえず2016年の10枚。 宇多田ヒカル / Fantome 紅白の彼女を観て、初めて「藤圭子の娘だ」と思いました。 ここまで閉じていて、死の匂いしかしない音楽がこれだけ売れてしまう現代日本はどうかと思うのだけど、開いた音楽だらけのヒットチャートの中、ひとつやふたつはこういうのが売れた方がやっぱり健全だとは思うのです。 スカート / CALL この音も端正ではあるけど圧倒的に閉じた音楽。でも過去に遡って考えても、職人的な感性で作り出されるいいポップソングって概ねそういうもんだよね。 Pixiesの新作もまあまあよかったし、Modern Baseballの3rdもよかった。今後もジャケ買いならぬ「デブ買い」してもいいレベルで、デブが前に出てくるバンドはだいたい最高だと思います。 Galileo Galilei / Sea And The Darkness