写真/Getty Images 90年代から2000年代にかけての格闘ゲーム全盛期に比べると、ゲームセンターは「衰退した」としばしば言われる。だが、全国各地のショッピングモールにはいまだ必ずと言っていいほどゲームコーナーがあり、親子連れや若者で賑わっている。 70年代から80年代にかけては「不良の溜まり場」と否定的に語られ、違法賭博問題と紐付けて議論されていたが、そうした時代に比べれば今は社会的に受け入れられ、しっかりと根づいている。 しかし、ゲーセンはいかにして今のような形に行き着いたのか。かつて喫茶店や駄菓子屋にまでゲーム筐体があったのはなぜだったのか。『日本の「ゲームセンター」史 娯楽施設としての変遷と社会的位置づけ』(福村出版)を著した川﨑寧生氏(立命館大学ゲーム研究センター客員研究員)に訊いた。 川﨑寧生著『日本の「ゲームセンター」史 娯楽施設としての変遷と社会的位置づけ』(福村