“時間”とは、いったい何でしょうか。 『10ミニッツ・オールダー』は、15人の監督が“時間”をテーマに撮影した、 各作品10分ずつのコンピレーション・フィルム。 カウリスマキ、ビクトル・エリセ、ヘルツォーク、ジャームッシュ、 ヴェンダース、チェン・カイコー、ベルトルッチ、ゴダール… 名前を見るだけで湧き上がる興奮が抑えきれない、 そんな錚々たる巨匠たちが一同に会した本作は、まさに贅沢の極み! 数あるコンピレーション・フィルムの中でも最高峰と言って良いでしょう。 “結婚”を10分で決めた男をスマート&ビビッドに描いたカウリスマキから、 10のエピソードの“最後の瞬間”を圧巻の映像で映し出したゴダールに至るまで、 同じ“時間”をテーマにした作品でも、監督たちのアプローチは実に様々です。 それは、地球の、宇宙の、生命の、誕生の、死の、人類の、恋人たちの時間。 長く、短く、鋭く、なめらかな、流れる