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ブックマーク / oxon.hatenablog.com (5)

  • 論文を剽窃されて 1 年半かけて撤回させた話 - 宇宙線実験の覚え書き

    剽窃については、こっちの記事を読んでください。 oxon.hatenablog.com 1. 経緯 2021/7/4 にある国際会議のプロシーディングス論文(以降、論文 A)を読んでいたところ、そのイントロに見覚えのある複数の文章を見つけ、さらにページを進めると自分が作った図と全く同じ、ただしその著者がいちから作り直したものが掲載されていました。 お、僕の論文を剽窃している他の論文を見つけてしまったぞ。どうしよう、このボタンは押してみたい。— OKUMURA, Akira(奥村 曉) (@AkiraOkumura) July 4, 2021 この論文に cite されているなというのは前から知っていたのだけど、ちょっと調べ物をしていて読んでみたらイントロでとんでもない量の剽窃が、という。https://t.co/mvyGZbAKgZ— OKUMURA, Akira(奥村 曉) (@Akir

    論文を剽窃されて 1 年半かけて撤回させた話 - 宇宙線実験の覚え書き
  • 福島県内 4,400 箇所の放射線量を可視化して、ついでに年間積算被曝量も推定してみた - 宇宙線実験の覚え書き

    福島県内 1,600 箇所の放射線量を可視化してみたの続きです。説明をよく読んでから、図を眺めて下さい。また、1,600 箇所のほうの記事も併せてお読み下さい。長文ですので、体力のある方向け。絵は一番後ろのほうに出てきますが、飛ばし読みせず、可能な限り説明文も読んで頂けるとありがたいです。重なって描画されている点もありますので、ぜひ「大きな地図で見る」を押してみて下さい。 「重過ぎて閲覧できない」という環境の方は、こちらをお試し下さい。ただし、更新されない可能性があります。このページが最新情報です。 1. 作成にいたる経緯 福島県と文部科学省は精力的に放射線量の測定を続け、福島県内全域で多数の観測データを公表しています。これは健康被害や避難の判断の基礎となる、とても重要なデータです。測定を進めている担当者の方々の努力は、大変なものだと想像します。 一方で、PDF などで公開されている数値を

    福島県内 4,400 箇所の放射線量を可視化して、ついでに年間積算被曝量も推定してみた - 宇宙線実験の覚え書き
  • 今さら放射線管理区域がどうこうと騒いでいるが… - 宇宙線実験の覚え書き

    僕が原発事故で最も印象的だったことは、行政から公表された数値を読解する能力が、日の大手報道機関には欠如しているという事実です。もちろん、報道機関は報道機関であって研究機関ではないですし、曲がりなりにも物理学で博士号を持つ僕が、「日のマスコミ分かってねーなぁ」と文句垂れるのは簡単です。 けれど、もうちょっと報道機関にグラフ描いたり計算できる人間が揃っていても良いのではないだろうか。大学院重点化というのは、科学の専門家を色々な分野に送り出すための布石だったのではないのか。そういうことを繰り返し感じた 40 日間でした*1。 以下、いくつかの例を*2。 1. 放射線量の変化のグラフ 初期の頃から、放射線量の測定値は東京電力や自治体、文部科学省によって公表されてきました。しかし、公表された毎時の線量を単発で報道するのみで、誰もその増減がどうなっているかなんて報じることはありませんでした。さらに

    white_rose
    white_rose 2011/04/24
    「難しいことは専門家に聞く」でいいと思うけど、結論を「直ちに影響はない」にしたいからグラフもなかったし細かいことも聞かなかったんじゃないかと思った
  • 福島県内 1,600 箇所の放射線量を可視化してみた - 宇宙線実験の覚え書き

    最新版の 4,400 箇所の可視化も併せてご覧下さい。 アクセス集中し過ぎて dropbox.com へのリンクが一時的に落ちてます。 福島県内の各種学校など、1,600 箇所以上で系統的に測定された放射線量を可視化してみました。これは、4 月 5 日から 4 月 7 日の期間で測定されたもので、相当数の測定者が現地を飛び回られたのだと推測します。ありがたいことです*1。主な測定場所は、小中学校や幼稚園、保育園等の校庭、園庭です。 どういう場所で子供を安心して遊ばせられるのか、また福島県内の放射線量の分布はどうなっているのかを知る上で、非常に大切な資料になるでしょう。警告:あくまで、4/5 から 4/7 の測定値であり、かつ外部被曝量です。3/15-3/18 の頃は 10 倍程度高い放射線量だったはずです。また、実際には大気中ヨウ素の吸入による内部被曝も加味しなくてはならず、この測定からで

    white_rose
    white_rose 2011/04/15
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  • SPEEDI の推定値と米国エネルギー省の推定値を比較してみた - 宇宙線実験の覚え書き

    専門家じゃないですからね。政治としては主観の入った論、科学としては一般論です。 SPEEDI という原子力災害時の計算システムが、最近にわかに注目を集めています。僕も原発問題が起きるまで全く知りませんでした。その役割が、事故発生後から現在までの情報を蓄積して被害状況を知ることなのか、それとも天気予報のように将来の被曝を調べるためのものなのか、それすら僕は理解していません。 なんだかネット上の意見を眺めていると、「せっかく SPEEDI があるのに何で公表しないんだ」と、お怒りになる方もいるようですが、どういう場合に計算結果を公表するべきなのか、僕にはよく分かりません。むしろ、政府内での参考程度にとどめ、そんな急いで公表する必要はないんじゃないかと思っています。 いくつか理由があります。 (SPEEDI が短期予報もするものだと仮定して) 天気予報ですら難しく、また実際に原発の状況がどのよう

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