休日の朝、いつものように目を覚まし、いつものように玄関へ新聞を取りに行く。コーヒーができあがるまで新聞を読んで待つ。これが私の日課だ。 しかし、今日は新聞が届いていなかった。休刊日か。それとも配達になにか問題があったのか。そういえば隣のトーマスさんも同じ新聞を取っていたはずだ。気になった私は隣家を訪ねることにした。 トーマスさん家のチャイムを鳴らすが返事がない。こんな朝早くから外出しているのだろうか。諦めて自宅へ戻ろうとすると、トーマスさんの家から異様な呻き声と物音が聞こえてきた。泥棒か。それともトーマスさんが発作でも起こしたのか。 最悪の事態を想定し、窓から侵入することにした。もし間違いだったとしても彼なら事情を話せば許してくれるだろう。 家の中に居たのは泥棒ではなく、トーマスさんでもなかった。そこには傷だらけの身体に黒ずんだ肌の化物が居た。幸いなことに化物は私には気付かず、ドアに頭を一
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