ＷＢＡ世界バンタム級王者の亀田興毅（２６＝亀田）が４日、同級８位パノムルンレック・カイヤンハーダオジム（２９＝タイ）との６度目の防衛戦（７日、大阪・ボディメーカーコロシアム）を控え、都内で予備検診に臨んだ。 挑戦者のパノムルンレックが、亀田を挑発した。王者の好調ぶりを伝え聞くと「いらっしゃい。カウンターも得意だ」と“返り討ち”に自信を見せた。この日は大阪市内で検診を受け、身長やリーチ、胸囲などで亀田より下回ったが「体格差は大丈夫。全然不安はない」ときっぱり。検診後は市内のジムに移動し、１時間ほど汗を流した。

ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太（２８＝協栄）がＶ３戦の開催地を巡って、挑戦者サイドに大きな揺さぶりをかけられた。試合オプション（興行権）を持つ同級１０位のスーサケット・ソールンピサイ（２６＝タイ）陣営が２８日、４月３０日にタイ・バンコク郊外にあるシーサケット県で佐藤に挑戦することを一方的に発表した。先週までタイに入って相手陣営と交渉してきた協栄ジムの金平桂一郎会長（４７）は「私が交渉している間、相手側からは開催地に関しては何も決めていないという話だったのに…。現地で発表するということ自体も聞いていなかった」と困惑した。 挑戦者陣営による一方的な動きにくぎを刺すため、金平会長は今日２９日にも日本開催の正式オファーを出す方針を固めた。興行権は相手陣営にあるものの、同会長は「あくまでも王者は佐藤ですから。今回の交渉も２時間の交渉で、ミネラルウオーター１本しか出してこなかった。王者が防衛

お笑いコンビ、ロンドンブーツ１号２号の田村淳（３９）が５日、かつてお笑いコンビの極楽とんぼとして活動し、淫行騒動で芸能活動を停止した山本圭一（４４）の復帰を望む発言をした。 前日４日には、山本の相方だった加藤浩次（４３）も同様にラジオ番組で年内復帰を望むと発言しており、淳は「僕も山本さんの芸能界復帰を望んでいます。僕が唯一師と仰げる人。早くおかえりなさいって言葉をかけたいです」などとツイート。 たむらけんじも「僕も帰って来てほしい！ 吉本若手芸人はほとんどがそう思ってるはず！」と反応した。

【リエージュ（ベルギー）１８日＝益子浩一】日本代表のＧＫ川島永嗣（２９＝スタンダール）が当地で、東日本大震災の被災地に向けた会見を開いた。フランス国営テレビが、川島の腕が４本ある合成写真を映し「福島（第１原発事故）の影響」と発言したことに対して「冗談にもならない」と反発。さらに「福島には、いまだに家に帰れない人もいるんです。世界中の人々が日本を救って欲しい」と訴えかけた。 初冬を迎え周囲の木々が紅葉した練習場から会見室に入ってくると、川島はしっかりした口調で語った。日本代表として出場した１２日フランス戦後、フランス国営テレビが、自身の腕が４本ある合成写真を放送。司会者が「福島（第１原発事故）の影響ではないか」と発言したことは現地でも大きな波紋を呼んでいる。 川島 私たち日本人にとって、それは冗談では済まされないことです。非常に悪いジョークだ。福島には今でも家に帰れない人がいる。家を失ってし

＜プロボクシング：ＷＢＣフライ級タイトルマッチ１２回戦＞◇２３日◇バンコク 同級１５位の向井寛史（六島）がチャンピオンのポンサクレック・ウォンジョンカム（タイ）に挑んだが、１回４７秒、偶然のバッティングによる負傷引き分けでタイトルを奪えなかった。ポンサクレックは６度目の防衛。 世界初挑戦の向井は開始早々から積極的に攻めたが、頭同士が当たった際に右目上を切り、レフェリーが試合を止めた。ＷＢＣミニマム級王者の井岡一翔（井岡）に並ぶ日本選手最短のプロ７戦目での世界王座奪取は成らず、戦績は７戦５勝１敗１分けとなった。 国内ジムに籍を置く日本男子選手の海外世界挑戦は３４戦連続で失敗。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は史上最多８人のまま。 思いもよらない幕切れで世界初挑戦が終わった。１回に偶然のバッティングで負傷し、右目上から鮮血が流れ落ち、わずか４７秒で夢はついえた。「何しに来たんだよ。腹が立

７月１日にタイ・ハジャイでＷＢＣ世界フライ級王座に挑戦する粉川拓也（２６＝宮田）が不名誉記録ストップに自信をみせた。同級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（３３＝タイ）に挑戦するため、２８日にタイへ出発。海外の日本人世界挑戦は９２年４月、元ＷＢＡ世界スーパーライト級王者平仲明信がメキシコで勝って以来、３１連敗中。成田空港で桃子夫人（２１）と長男力一（りいち）くん（０）に見送られた粉川は「あきらめない気持ちが大事。頑張れば結果はついてくる」と１９年ぶりの快挙を実現する意欲を示した。