インド西部で、密造酒とみられる酒を飲んだ人が体の不調を訴えて次々に病院に運ばれ、これまでに80人以上が死亡しました。インドでは安い密造酒を飲んだ人が死亡する事件が相次いでいて、深刻な社会問題となっています。 現地のメディアによりますと、酒はスラム街にある店が販売していた密造酒と見られ、20日までに84人の死亡が確認され、30人以上が病院で手当てを受けているということです。 警察当局は、この酒を販売するなどした疑いで小売り業者ら5人を逮捕し、製造過程などについて捜査しています。 インドでは、4年前東部の西ベンガル州で、工業用のメタノールが含まれた密造酒を飲んだ建設現場の作業員ら100人以上が死亡するなど、正規に販売されている酒を買うことができず、安い密造酒を飲んだ人が死亡する事件が相次いでいて、深刻な社会問題となっています。