ドンドンドン、ドンキ、ドンキ、ホーテー 深夜2時。田舎のドンキホーテで俺は微分積分の公式をぶつぶつと唱えながら、カラコン売り場周辺を歩く。 バカみたいにでかい不自然な色合いのカラーコンタクト。派手な見た目の金髪ギャルがカラコンを一瞥し、バッコンバッコンとカラコンをほおりこんでいく。 ドンドンドン、ドンキ、ドンキ、ホーテー、とあの音楽が流れる。 安そうなぺらぺらのハロウィン衣装が半額になっている。 てらてらとした化学繊維。いかにも安っぽい。 クリスマス向けのコスプレ衣装も売っている。 安っぽい。また、少ししたら半額になるんだろうな、と思った。 ドンドンドン、ドンキ、ドンキ、ホーテー 深夜2時の田舎のドンキホーテで微分積分の公式を唱えると観客がバタバタと悲鳴をあげながら死んでいく。 そんな妄想を昔なんとなく思いついて、小難しい公式を覚えてるだけ口にしながら歩いていた。 インターネットを見る。ス
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