2021年4月21日、インドの首都ニューデリーの火葬場。新型コロナウイルス感染症で死亡した男性の葬儀に、個人用防護具を身につけた遺族が参列する。(PHOTOGRAPH BY ADRIAN ABIDI, REUTERS) ここ数週間、インドのソーシャルメディアにはSOSがあふれている。病院は酸素の供給が底を突きかけているとツイートし、医師は防げたはずの死を迎える患者をなすすべもなく見守っている。入院を拒否されたジャーナリストは、症状が悪化する様子を自身のツイッターで記録し、そのまま死亡した。 ギャラリー:コロナ下でも行われた世界最大級の宗教行事、クンブメーラ 火葬場は遺体であふれかえり、24時間体制で作業が行われている。酷使された火葬炉は溶け、外には火葬用の台が増設されている。悲痛なメッセージと画像が、国内で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染第2波を浮き彫りにしている。 インドでは4月22