熱中症の疑いで生徒が救急搬送された都立大泉桜高校(19日午前11時56分、東京都練馬区で、読売ヘリから)=松本剛撮影 19日午前10時15分頃、東京都練馬区大泉町の都立大泉桜高校から、複数の生徒が体調不良を訴えているとの119番があった。東京消防庁によると、体育館にいた生徒の男女25人が「気分が悪い」などと熱中症とみられる症状を訴え、このうち女子生徒10人が病院に搬送された。全員、軽症とみられる。 学校によると、体育館では午前9時から、全校生徒約700人を集めて、防犯教室が開かれていた。体育館にエアコンはなく、扇風機を回していた。約50分の防犯教室が終わると、生徒たちが相次いで体調不良を訴えたという。 気象庁によると、同区では当時すでに32度近くまで気温が上昇していた。警視庁石神井署が当時の状況を調べている。