今月、和歌山市で、散歩中の飼い犬が道路脇に落ちていたソーセージを食べて死に、食べ残しのソーセージから劇物に指定されている農薬が検出されました。警察は、何者かがわざと農薬を入れて放置したと見て捜査しています。 市の衛生研究所がソーセージの残りを調べた結果、太さ1センチほどのソーセージは中の部分がくりぬかれていて、そこから劇物に指定されている「メソミル」という農薬の成分が検出されました。 警察は、何者かがわざとソーセージに農薬を入れて道路脇に放置したと見て、動物愛護法違反と器物損壊の疑いで捜査を始め、付近のパトロールを強化しています。また、和歌山市は、路上で不審物を見つけたら通報するよう求めるとともに、飼い犬などの散歩の際には拾い食いをさせないよう呼びかけています。