共産党の現役党員ら11人が15日、東京都内で記者会見を開き、1月の党大会で田村智子委員長が「パワハラ発言」をしたとして撤回と謝罪を求めた。党大会前の1月11日に7人が臨んだ会見に続き2回目。共産党の現役党員が指導部を批判する事態は極めて異例だ。 田村氏の発言は1月18日、新委員長に選出される前にあった。著書で党首公選制導入を訴えた党員への除名処分を問題視した大山奈々子神奈川県議の意見について、「あまりにも党員としての主体性、誠実さを欠く」などと糾弾した。 会見では、出席者の1人が田村氏の発言を映像で紹介し、「(大山氏には)一切反論する機会がない。たくさんの参加者がいる中でこうした発言がされて、ネットにも公開される状況にあった」と指摘。その上で「(新委員長としての)門出の仕事がパワハラから始まったことを非常に残念に思う」と述べた。また、別の出席者は「(映像で発言を改めて聞き)悔しくて泣けてき