夏の畑や菜園は、トマトやナス、キュウリなどの果菜類がメイン。どうしても葉野菜は不足がちになります。暑さの中では葉野菜の栽培は難しいと思われがちですが、暑さを好む種類もあります。例えばエンサイやチンゲンサイ、パクチョイなどの中国野菜は、5~6月がちょうどタネまき時。生長が早いので7~8月には収穫できます。また、夏のスタミナ野菜として人気のツルムラサキやモロヘイヤは5~7月までタネまきでき、夏の間収穫が続きます。 これらの野菜の原産地はいずれも熱帯気候の土地で、熱帯性葉野菜と呼ばれるものです。 だから暑さは得意で、昨今の猛暑の中でも元気に育ってくれるというわけです。 「多くの果菜類で畑に空きスペースがないから」と栽培を諦めるのは早い! 畝を長々とつくらなくても畑の片隅でぐんぐん育ってくれるので、家庭で食べる量は十分収穫できます。 暑さの中でも手軽に栽培できるだけでなく、熱帯性葉野菜は栄養分も豊