印刷の日本語は、非常に質が高い。編集者や校正者によってチェックされているからだ。 それに対して、ネットの日本語は質がバラバラだ。書くことのプロでない一般人が日本語を書くので、どうしてもそうなってしまう。 かといって、お金をもらうわけでもない文章にそんなに手間はかけられない。自分で気をつけるのが精一杯だ。 ここでは、気をつける時*1に参考になるようなことを、「森のくまさんの謎」を例として、特に「漢字と平仮名の使い分け」を中心に書いてみる。 ここでは、解説記事などの実用文を想定している。 また、この記事は「森のくまさんの謎」のようなスタイルを身につけたい人を対象としているので、もちろん誰かに強制するつもりはない。 漢字と平仮名の原則 大きな原則として、「意味の重いところは漢字で書き、軽いところは平仮名で書く」というものがある。以下では、それを具体的に解説する。 形式名詞は平仮名で書く また、娘