著者の倉貫さんより献本御礼。 「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル 作者: 倉貫義人出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2014/06/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 納品のない受託開発とは 簡単に言うと「一括請負契約をしないで、お客さんの欲しいシステムを受託開発すること」になります。何故一括請負契約をしないのかということが理解できないと、このモデルで契約する意味を感じられないでしょう。本書の主題の1つに「完成(納品)を前提とした一括請負契約がシステム開発をダメにしている」という問題意識がありますので、そこを重点的に補足したいと思います。 一括請負契約の問題点 作ることが目的になる 一括請負契約では完成責任を果たすことが求められます。その為に要件定義を行い完成となる条件を決めます。そして要件を満