とても達成できないような目標を設定して、それに取り組ませることにより、従来の枠を越えた能力を発揮させようというのが、ストレッチ・ゴールの目的です。 「コストを10%下げよう」といった「現実的」な目標では、従来の努力の延長線上にある発想しか出てきませんが、「品質を下げずにコストを半分にしろ」という「非常識」ともいえる目標を与えると、それまでの方法の改良では追いつきません。そこで、飛躍した発想、枠を越えた発想が出て来て、革新的な方法が実現されるわけです。 ・・・・なんていうことは、特に目新しい話ではありませんし、多くの企業で取り組まれています。 しかし、思ったような効果が出ない。なんでだろう? 往々にして間違えてしまうのが、ストレッチ・ゴールとインセンティブを組み合わせてしまうことです。 「前年比100%アップの目標を達成したら冬のボーナスは2倍にする!」 なんて感じですね。 これ、経営者の頭