都議会でのセクハラ発言が世間を賑わしているが、それを受けて「美しきニッポンの本音」という記事において、なぜそのような下劣なヤジが飛び交ったのか、あるいは他の議員がそれを許容するような空気を生み出してしまったのかということについての考察が行われている。その記事によると、そのような下劣なヤジが飛び交ったのは、議員の間にはびこっている本音主義によるものだということらしい。非常に鋭い考察であるので、まだコラムを読んでない方は是非目を通してもらいたい。 その上で、本音主義の政治家が何故大衆にウケるのかということについて、ひとつの考察を加えようと思う。 本音を言う"人"が信用されるのは何故かコラムの核心に迫る部分を引用する。 善悪や正邪とは別に、「本音」と「建前」という座標軸が現れた時、無条件に「本音」を神聖視する考え方が力を持つに至る。 と、ここにおいて、 「露悪的な人間ほど信用できる」 という倒錯