メルマガで連載している「LPIC2対策UPDATE」を再掲します。市販の教材では十分に対応できていない部分を強化する内容を連載していきます。今回はpatchコマンドについてです。 ■第1回「patchコマンド」 パッチとは、新旧ファイルの差分(パッチ)のことである。古いファイルに対してパッチを適用する(パッチを当てる)ことによって、新しいファイルにアップデートできる。Linuxカーネルソースにおいてもパッチが提供されている。 パッチコマンドの基本的な使い方を見てみよう。例えば、oldfileとnewfileの差分ファイルがtest.patchであったとしよう。 旧ファイルoldfileにパッチを適用するには、次のようにする。 $ patch oldfile これで、oldfileファイルの内容はnewfileと同じになる。ちなみに差分ファイルtest.patchはdiffコマンドで作成で