アトピー性皮膚炎はアレルギーの病気? アトピー性皮膚炎というと、アレルギーの病気だと考える人が少なくありません。しかしアトピー性皮膚炎が増加した状況を考えると、アトピー性皮膚炎=アレルギーでは説明がつかないことが多いのです。 まわりにあふれる化学物質が人間の免疫機構を混乱させている? アトピー性皮膚炎は、1980年代後半から患者の数が激増しています。今や5~6人に1人がそうだともいわれるくらいです。本来アレルギー疾患は、何千人に1人くらいの割合で起こるものなのです。体質的に特異な人だけに起こる過敏反応です。 20%がアトピー性皮膚炎というのは、アレルギーにしては多すぎます。間違った診断が下されていることを考えに入れたとしても、こんなに多くの人に症状が出るものを、「アレルギー」だけで説明することは理屈に合いません。 アトピー性皮膚炎は、特異休質の人だけに起こる病気ではないのです。もっと進んで