シリコンバレーの新興企業Perceiveが、ニューラルネットワーク計算を再発明し、エッジAIチップ「Ergo」を開発したと発表した。既にサンプル出荷を開始しているという。 55TOP/Wの高い電力効率 シリコンバレーの新興企業Perceiveが、ニューラルネットワーク計算を再発明し、エッジAI(人工知能)チップ「Ergo」を開発したと発表した。既にサンプル出荷を開始しているという。他社の既存品とは異なり、大規模な乗算累算ユニットは使用していない。同社によれば、4TOPS相当の演算性能で動作し、電力効率は55TOPS/Wと高く、データセンタークラスの推論を約20mWで実現するという(YOLOv3の推論で30fps[フレーム/秒])。 米国カリフォルニア州サンノゼに拠点を置くPerceiveは、オーディオやイメージング、半導体技術などを手掛ける米Xperiから2018年にスピンアウトして設立さ
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