cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
東京大学入学式での上野千鶴子名誉教授の祝辞が話題を呼んでいる。コミュニケーションストラテジストの岡本純子氏は「上野氏は『自分が勝ち抜くことだけを目指すな』と訴えた。多くのデータは、日本が敗者や弱者を排除する『世界一冷たい国』であることを示している。上野氏のメッセージはその危機感の表れだろう」と指摘する――。 上野千鶴子氏のメッセージに耳を貸さない冷酷日本 4月12日に行われた東京大学の入学式での上野千鶴子名誉教授の祝辞が「刺激的」「奥深い」と話題になっている。 祝辞の全文を読み、筆者もかつて「ワセジョ」(早稲田大学の女子学生)時代、女子大との合同サークルの活動中に他大の女子ばかりをチヤホヤするワセダの男子たちに腹を立てていたことを思い出した。 女性差別についての論考については、受け取り方はさまざまあるだろうなと感じつつも、筆者の心に最もガツンときたのは、以下の部分だ。 《世の中には、がんば
参考:東大入学式の祝辞は、なぜこんなに話題になったのか? 当初はハフポストやバズフィードのようなメディアが絶賛し、一部著名人などの「感動した」「泣けた」といったツイートも反響を呼んだ一方、当日会場にいた新入生の家族や学問を探究する現役東大生、また最近では女性の立場からも、怒りや不快感をあらわにする人が出はじめている。 ツイッターで称賛の声の方を見ると、評価されている主なポイントとしては 女性差別と闘う姿勢 社会の不公正(環境のおかげで成功した人もいれば、頑張っても報われない人もいる)に対する怒り 「(学問)能力に恵まれたひとびとが、恵まれないひとびとのためにその(学問)能力を使う」というある種ノブレス・オブリージュ的な問題解決策の提唱 などが挙げられるだろう。 一方の批判側では、まず当日入学した長女の親として式典に参加したという経済記者の高井浩章氏は、「会場の聴衆を踏み台にして名スピーチを
まず最初に。 私は上野千鶴子という人をさっきまで全く知らなかった。 今回の東大入学式祝辞に関するコメントの中に 「これまでの上野千鶴子の言動に反感を持っている人は素直にこの祝辞の良さを受け取れない」 というようなものがあって、まぁそういう人達もいるのかもしれないが、 私はこの人に思うようなところがあるわけでは決してない。 さて、入学式祝辞に関してであるが、東大入学式では毎年とても素晴らしい祝辞が送られていると思う。 特に去年(平成30年度)のものは強く印象に残っていて、ふと内容を思い出すことがある。 しかし当時(そして今も)、これが話題になることは全くなかった。 まぁ世の中には名文があふれているので、全ての名文が必ずしも脚光を浴びることはないのは当然だが、 今年の祝辞に感動したと言っている人達は、去年の祝辞を読んでも同じようにこれ見よがしに賞賛してくれただろうか? どうも当の新入生の中に、
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映画監督、小説家、そして漫画家。 SNSが普及し、私たちは稀有な才能を持つクリエイターたちの生の声を手軽に読めるようになった。 好きな作者をフォローしていれば、作品では描かれなかった裏設定や、作者の創作哲学が垣間見えたりする。 つくり手の言葉と一緒に作品を楽しめる。 豊かな時代になったものだ。 その一方で、自分も漫画家なのに、ツイッターで“他人の漫画”を大量に、異様な熱量で推し続ける男がひとりいる。 幸村誠。現在『アフタヌーン』(講談社)で『ヴィンランド・サガ』を連載中の人気漫画家だ。 彼はなぜ貴重なプライベートの時間を使って、他人の漫画を勧め続けるのか? というか、そもそも漫画家って、他人の漫画を読む時間なんてあるのだろうか? 今回は人気漫画家の自宅兼作業場へ突撃インタビュー。現在進行形で名作を生み出している仕事場から、ほとばしる漫画愛をお届けしよう! 撮影/飯田直人(livedoorニ
◆なるべく切れない回線とはなんですか? 「落ちないシステムなんてない」 「切れない回線なんてない」 エンジニアの方なら理解してくれると思います。 しかし、理解はしつつも回線断を体験したことがある人はあまりいないのではないでしょうか。 じつはその「あまり」中にあなたが含まれないのは、わりと運が良いだけなのかもしれません。 今日もたくさんの回線が切れています。今もどこかで切れています。月額5000円のベストエフォート回線でも、月額1000万円の10G専有回線でも、切れるときはいつでも切れます。明日もたくさん切れるでしょう。明後日も。来年も。10年後も。古来電信回線から今後5Gになっても、人類が通信をし続ける限りは切れ続けます。その時に切れるのは、もしかするとあなたに関係があるネットワークかもしれませんし、運良くそんな事態には遭遇しないのかもしれませんし、気づかないうちに復旧しているかもしれませ
くらげ@怪奇全裸斧男 @kurage313book ところで、「発達障害者の強みを活かす」と申しますが、それを軍事に応用してしまった国があります。ご存知「生きてるやつは皆兵士」なお国柄のイスラエルでございます。あの国、「自閉症者を集めた特殊部隊」をガチで作ってます。 2019-06-28 23:28:25 くらげ@怪奇全裸斧男 @kurage313book 「特殊部隊」というと前線でガンガン戦っているイメージがありますが、イスラエルの特殊情報部隊「Unit9900」には約100人の自閉症者が高度な画像情報処理による諜報活動に従事しています。人工衛星や偵察機が撮影した画像から情報分析してるんですね。 2019-06-28 23:28:25
私は自然科学を専門とする研究をしており、共働きの妻と2人の子供、そして猫1匹と共に、オーストリアに住んでいる。 妻も同じく自然科学系の研究で博士号を取得しているが、ある理由から、研究者としての道には進まずにまったく別の仕事をしている。このことについては追って詳しく述べたいと思う。 まずは、twitterに投稿したら大きな反響があった、妻が体験したある出来事について紹介したい。 「Dr.で間違いないでしょうか」 それは数カ月前に、妻が下の子を連れて仕事で日本に帰ったときのこと。仕事を終えてオーストリアに戻る際、日本の空港のチェックインカウンターで「(チケットに)Dr.と表示されていますが間違いないでしょうか」と質問されたのだ。 なぜ、その航空会社の人はそんな質問をしたのか。 欧州の多くの国でそうであるように、私たち家族が生活するオーストリアでも、性別に関係なく個人のキャリアに対する尊重は大き
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