大統領侮辱で高校生逮捕=野党、「ファシスト政権」と批判−トルコ 【アンカラAFP=時事】トルコのエルドアン大統領を侮辱したとして16歳の高校生が逮捕され、野党から批判の声が上がっている。 高校生は中部コンヤで24日に行われた集会で、大統領や与党・公正発展党(AKP)の腐敗を批判する演説を行ったとされ、学校の教室から警官に連行された。高校生は左派組織のメンバーだったとの報道もあるが、政治組織との関係を否定した上で、「侮辱する意図はなかった」と釈明しているという。 ダウトオール首相は高校生逮捕を支持し、「すべての国民は大統領に敬意を払うべきだ」と訴えた。これに対し、最大野党・共和人民党(CHP)の議員は「警察が子供を教室から連行して投獄するような政権はファシスト政権だ」と非難した。(2014/12/26-07:33)2014/12/26-07:33