三里塚中央公園に行って印象深いのは、開港4年目の春の集会。そこにつくまでいろいろあったけど割愛し、さらに本集会前にさまざまなグループが集会をやっていたりとか春の雨がふってレインコートを着ていたとか、個人的なおもいでがあるけどそれも割愛して、本集会が始まってからこと。支援団体の演説は退屈であったのだが、目が覚めたのは、同盟のひとりが登壇し短い演説をしたとき。演説自体はどこかの機関紙にのっていそうな紋切り型だったのだが、演説者の顔に仰天した。彼はよくみるインテリや学生くずれではなくて、百姓の顔をしていた。自分の親が農家の出身なので、泊りにいったり、手伝いをしたりすると、人が出入りし、訛りの強い言葉で現状をしゃべる。それを横で見ていたから百姓の顔はよく知っている。その顔が、左翼機関紙に出てくるような言葉で空港建設反対を力強く主張していた。 この本は1970-71年にかけて朝日ジャーナルに掲載され
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く