40歳でJリーガーになるという夢をかなえた。そして今季、41歳1カ月9日でJリーグ最年長デビューを果たした。J3・YS横浜のFW安彦考真(41)は一度は諦めた夢を再び追いかけ、念願のJリーガーとしてピッチを駆け回った。【福田智沙】 3月10日、横浜・ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ3開幕戦の鳥取戦。安彦は2—4で迎えた後半37分から途中出場した。Jリーグ開幕年の1993年にJ1鹿島のジーコさんが記録した40歳2カ月13日の最年長デビュー記録を更新した。安彦は「緊張もなく、わくわくして楽しかった。ピッチに立つのはいいなと思った」と振り返る。 だが、今季はけがに泣かされ、8試合全て途中出場で無得点。出場時間は計71分だった。「試合に出られないのが悔しかった」不完全燃焼のシーズンだった。