知らないことだらけの未知の中を進む興奮 『TUNIC』の中で大きな要素とされているのが、NES(ファミコン)時代のゲームの取扱説明書を模したマニュアルだ。探索でページを入手することで揃っていき、そこに記載された謎の言語混じりの操作説明やシステム説明を解読していくのが大きな謎解き要素になっている。 レトロゲームの記憶は『TUNIC』にとって根源的なものだ。その開発が始まる何年も前から、ショールダイス氏の頭の中で、子供の自分が古いゲームを遊び、森の中を探索している感覚が離れなかったのだという。 当時そのイメージを書き留めたというノートには、冒険する中で謎と出会うも「それ」は鍵のかかった扉の向こうにあるように触れることすらできず、時間が経ってからその真のメカニズムに気がついて「答えはずっとここにあったのか!」と気が付き、新たな可能性を求めてオープンワールドに誘われる……といったような感覚が書き連