by Rhett Wesley 「脳は体を支配している」という考え方は長い間支配的でしたが、近年になって胃腸が「第2の脳」と呼ばれるなど、人間の体は脳だけによって動かされているのではないことがわかってきています。脳神経科学者のアントニオ・ダマシオ氏も「脳は体を支配するのではなく、調整している」という考えを持っている一人であり、「脳の偉大さ」を誇張する風潮とは異なる考えを示しています。 The Evolution of Pleasure and Pain http://nautil.us/issue/56/perspective/antonio-damasio-tells-us-why-pain-is-necessary ダマシオ氏は「情動」の研究者として世界で名をはせている人物。現代では、「脳は体においてコンピューターのように作用し、支配的な位置で体の他の部分に指令を送っている」という考え