海水の中には多くの希少金属が溶け込んでおり、金も相当な量が含まれていると推測されています。これを抽出できれば大金持ちになれそうなものですが、なぜ現在に至るまで実現していないのでしょうか。今回は海水の中の金について、詳しく解説してきます。 海は資源の宝庫 海から何かを取り出すというと、一般的には「塩」が思い浮かぶのではないでしょうか。実は、海には食塩のもととなる塩化ナトリウム以外にも、マグネシウム、臭素、ウラン、そして金など、77種類もの元素が溶け込んでおり、リチウムやチタン、バナジウムなどのレアメタルも存在します。地球科学分野では「海水の1滴1滴が元素の宝庫」とも言われるほどです。 人々は、紀元前2,200年ごろの中国ですでに、海から食塩を作って有効利用していました。とはいえ、昔から海水中の資源を活用できていたのは、取り出しやすい塩だけでした。21世紀においても、海水中の金属イオンの多様さ
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